為替やマーケットは読めません
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お金, ファイナンシャルリテラシー, 海外投資, 積立投資, 長期投資
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
昨日、海外投資を検討されている方から、問い合わせを頂きました。それは、「いつ(外貨に)替えたら良いか」といった内容でした。
それに対し、わたくしは「今のタイミングで良いのではないですか」と答えましたが、それは、過去30年のドル円為替レートで見ても円高水準にありますし、正直、この先どうなるか分からないからです。
為替を当てるのはプロでも無理ですし、世界情勢や要人の発言ひとつで変わります。
まさに、本日のドル円為替レートがその最たる例で、昨日まで円高傾向だったものが、ひとりの要人の発言で、いっきに円安方向に振れました。しかも、この流れは以前より続いています。
8月1日の米FOMC声明において0.25%の利下げが決定された後、パウエル議長が会見で「長期的な利下げ局面の始まりではない」と発言したために、継続的な利下げ期待が後退したとしてドルが反騰し、一旦は、円安ドル高方向に振れました。
しかし、その日に深夜に、ひとりの要人が、中国への追加関税第4弾の発動を発言したことから流れが一変し、その後、105円台まで、3円近い円高ドル安が進んでいます。
ご想像の通り、そのひとりの要人とは、トランプ米国大統領のことで、彼の発言だけで、これだけ為替が左右されるのです。もちろん、それは為替だけでなく、株価や金相場、暗号資産などの金融市場も大荒れ状態です。
以前のブログでも述べていますが、プロでもタイミングを読むことは困難ですので、一般の投資家にとっては、まさに投機、ギャンブルと同じです。
タイミングに右往左往してなかなか買えない。
無駄な時間を過ごしている。
挙げ句の果て買ってみたら、当初のレートより悪くなっていた。
少しでも安く買いたい、損をしたくない。その気持ちは理解できます。
しかしながら、プロでもタイミングを読むことは難しいですので、一般の投資家にとっては、まさに投機、ギャンブルと同じです。
そのタイミングを読むことに費やしている時間を、趣味や家族との時間を過ごした方が宜しいかと思いますよ。
投資をしてお金を増やして行くと決めたら、早めにそのお金を増える場所に置いて運用して行くほうがよほど賢明だと思います。なぜならば、お金が自分の代わりに働いてくれるわけですし、何よりも「時間を味方」にして増やしていくからです。
一般投資家の方は、為替やマーケットを読むよりも、早く始めて時間を味方をつける運用を目指してください。
お金を増やしたい人はたくさんいますし、その目的は、人それぞれだと思います。
「今より良い暮らしがしたい」「子供に良い教育を受けさせたい」「家族で海外旅行をしたい」「留学したい」「将来のために増やしておきたい」
お金は、その目的を達成するための単なる手段ですので、為替やマーケットを読む時間を、仕事や趣味、そして家族との時間に使った方が、心豊かな人生を送ることができるかと思います。
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