ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド『愛称 : ロイヤル・マイル』
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
本日は、モーニングスター アワード 「ファンド オブ ザ イヤー 2020」国際株式型(グローバル) 部門で最優秀ファンド賞を受賞した『ベイリー・ギフォード世界長期成長株ファンド』について取り上げたいと思います。
特徴1)
長期の視点で成長が期待される世界各国の株式等に投資を行う。
投資にあたっては、国や地域、業種、時価総額に捉われずに、個別企業に対する独自の調査に基づき、長期の視点で高い成長が期待される企業の株式等に厳選して投資を行います。
特徴2)
外国投資法人の運用は、ベイリー・ギフォード・インベストメント・マネジメント(ヨーロッパ)リミテッドが行う。
ベイリー・ギフォード&カンパニーは1908年に創業の100年以上にわたる株式運用経験を有する資産運用会社です。
「長期投資の哲学」に基づき、グローバル株式投資において運用実績を積み上げるとともに、各国の年金基金などの機関投資家から資産運用を任されております。
設定日は2019年2月1日と、まだ運用期間は短いですが、最新の月次レポート(2021年02月26日現在)をみてみますと、
過去1年のリターンは90.07%
設定来のリターンは148.3%
と大きなリターンを上げておりました。
基準価額を参考指数であるMSCIオールカントリー・ワールド インデックス(配当込み、円ベース)と比べて見ると、コロナショック以降は大きな差が開いておりますね。
このファンドの組入銘柄数は36銘柄ですが、「長期投資の哲学」に基づいた企業が組入れられており、
その組入業種は下記となっております。
またその組入国のうち、約50%がアメリカ、約30%を中国が占めるなど、まさに、世界覇権を争っている2大国で多くを占めております。
ちなみに、その他の約20%は諸先進国で構成されておりますが、悲しいかな日本は含まれておりませんでした。
アクティブファンドですから購入手数料は上限3.30%に設定されており、また信託報酬は、ファンドの純資産総額に対して年率1.6445%程度掛かりますが、実質リターンを考えれば、検討する価値はあると思います。
他の投資信託やETF、そして株式同様、金融緩和による資金が流れ込んでおりますので、調整局面では必ず基準価額は下がるかと思います。
しかしながら、このファンドのコンセプトは、「長期の視点で成長が期待される世界各国の株式等に投資を行う」です。
それを踏まえた上で、短期の上げ下げには左右されず、長期で大きな果実を獲ることを目指していただきたいものです。
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