元本を2倍にする「72の法則」とは
公開日:
:
最終更新日:2019/10/20
オフショアファンド, お金, ファイナンシャルリテラシー, 積立投資, 長期投資
こんにちは。投資アドバイザーの大崎です。
前回のブログでは、「単利」と「複利」の違いを説明し、実際に増える数字を比べていただくことで、複利で長期間運用することのメリットをお分かり頂けたかと思います。
今回のブログでは、複利効果を「72の法則」を使って説明したいと思います。
「72の法則」金融商品に投資する際に、金利の複利効果により元本を2倍にする場合の投資期間を概算で求めるための法則のこと。
72÷金利(%)=投資期間(年数)
(野村証券の用語解説集より)
元本を2倍にするためには、1%の金利だと72年の時間を要しますが、8%の金利であれば、投資期間は9年で良いということになります。
「72の法則」で時間と金利の関係に注目すると、複利効果は時間(投資期間)が長ければ長いほど効果が高く、金利が高ければ高いほど効果が高いことがわかります。
「60歳までに1,000万円の貯める」場合、
必要となる時間(投資期間)と金利(利回り)を計算しました。
50歳から1,000万円を貯めようとすると、金利3%で運用する場合は7.14万円/月の積立が必要ですが、金利10%で運用する場合は4.85万円で良いことになります。
また、30歳の方が60歳までの30年間、1.2万円/月を運用せずに積立していった場合は432万円にしかなりませんが、これを利回り5%で運用しながら積立していった場合は、1,000万円になります。
このことからも、複利の力を利用すれば、長い時間をかけることで、低い金利(利回り)でもお金を増やすことができることがわかりますね。
以前のブログでも、資産の増加は、下記それぞれの数字が大きければ大きいほど増えるとお伝えしましたね。
(運用金額) ✕ (利回り) ✕ (時間) ✕ (複利)
複利運用や高い利回りに興味がある方は、こちらから「複利効果に興味あり」とお問合せください。
なるほどと思ったら、↓ポチってください。
海外積立入門書を無料進呈します
日本のiDeCo、NISA、401kよりも確実に増やせる海外の積立の始め方をまとめています。
関連記事
-
大切なのは、株価下落後の回復局面において市場に残ること
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 先日、「インフレ高進 確定利率プランで
-
自分に合ったポートフォリオを組んでますか?
こんにちは。K2 College大崎です。 先般、まずは、アセット・アローケーション(資産配分
-
ISM製造業総合景況指数上昇でも、景気後退への懸念が高まっている
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 1日に発表された5月の米ISM製造業総合
-
海外保険への加入は内閣総理大臣の許可がいる?
こんにちは。K2 College大崎です。 オフショアは所得税や法人税がなかったり、低かったり
-
『元本確保型ファンド(S&P500)』100%投資金額が保護された商品でS&P500の成長を取り込む
こんにちは。K2 College大崎です。 今回は、ソシエテ ジェネラルによって発行された10
-
サイバーセキュリティー必須の時代「イスラエルITファンド」
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 前回のブログでは、トータルリターンランキング
-
戦略的に私的年金を活用しよう
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 多くの方にとって、老後資金の中心とな
-
S&P500株式指数の実力とは
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 最近、S&P500と比較する記事をい
-
米国株式配当貴族(年4回決算型) 〜野村アセットマネジメント
こんにちは。K2 College大崎です。 今回は「米国株式配当貴族(年4回決算型)」について解説
-
金融危機が来る前に、市場変動に影響を受けにくい資産にお金を移しておきましょう
おはようございます。投資アドバイザーの大崎です。 今日は、リレー投資というものをお伝えしたいと
- PREV
- 「単利」と「複利」の違い
- NEXT
- 毎月20,100円の積立投資で、2,000万円を作る