アメリカが覇権国家であり続けられる要因
こんばんは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
前回のブログでは、米ドルでないと石油を買えないペトロダラーというシステムが出来上がり、アメリカは、米ドルを刷るだけで世界中の商品を手に入れられるようになり、これまで世界中に米ドルがばら撒かれてきたという話をしました。
そして、中東諸国も米ドルでしか石油を売らないようになったのでしたね。
しかし、2000年11月にイラクのフセイン大統領が、米ドルではなくユーロでの石油取引に転換します。基軸通貨としての米ドルが崩壊すると、いくら借金をしようが米ドルを刷ればよいという仕組みは通用しなくなってしまうので、アメリカというか国際金融資本にとっては許しがたい行為です。
そこで、国際金融資本は、同時多発テロ(2001年9月)やイラク戦争を引き起こしてまで、イラクの石油取引を米ドルに戻すわけです。国連安保理のなかでも、フランス、ドイツ、ロシア、中国は軍事介入に反対しましたが、アメリカやイギリス(国際金融資本)は、イラクが大量破壊兵器を保有しているという大義名分のものと軍事介入をしました。
同時多発テロやイラク戦争についてはいろいろ言われておりますが、本当のところは、イラクの石油取引を米ドル決済に戻すためでしょうね。
ちなみに、この時の大統領はブッシュ大統領ですが、ブッシュ政権の閣僚の大半はユダヤ人であり、ブッシュのスポンサーは、国際金融資本であるロックフェラーでした。
アメリカ同時多発テロも自作自演という証拠も出てきておりますので、またこのブログでも紹介したいと思います。
多額の債務があるにもかかわらず、アメリカが覇権国家でありつづけられる要因は、強大な軍事力があり、米ドルが基軸通貨であるからです。だからこそ、アメリカはそれを維持するために、手段を選ばない行動をしているのです。
なお、2019年7月の日本経済新聞に、アメリカのムニューシン米財務長官が「基軸通貨ドルの力」を示している記事がありますが、この記事を読めば、ここ何回かのブログで述べた内容や、上述の内容も理解できますよね。
もうしばらくは、米ドルの覇権は続きそうですね。
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