企業型確定拠出年金について(まずはデメリットから)
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お金, ファイナンシャルリテラシー
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
前回のブログで、確定拠出年金(企業型)は、会社が拠出した掛金を、従業員が自分で運用し、その運用次第で、将来の受取額が変動する制度とお伝えしました。
国民年金(老齢基礎年金)や厚生年金(老齢厚生年金)などの公的年金や、確定給付型企業年金(確定給付企業年金・厚生年金基金)や確定拠出年金(企業型)などの企業年金で、65歳以降の生活費が足りれば、それでも宜しいかと思います。
しかしながら、上記の年金だけは足りないという方で、自分が働いている企業が「マッチング拠出」という、確定拠出年金(企業型)の加入者が、自身の給与から掛金を上乗せして拠出できる制度を採用している場合は、まずはこちらの制度を利用されるのが宜しいかと存じます。
先にデメリットをお伝えしますと、
デメリット①
60歳まで運用資産を引き出せない
老後の資産を作る制度のため、後述する多くのメリットがあります。
途中で掛け金を減額したり止めたりすることはできますが、60歳までは引き出すことはできません。
途中で引き出せる流動性が必要な方は、確定拠出年金(企業型)の利用ではなく、つみたてNISAや一般の投資信託など、他の選択肢を選ばれた方が良いです。
デメリット②
企業型確定拠出年金の場合、金融機関を自分で選べない
企業型確定拠出年金の商品は、会社が契約した金融機関のラインナップからしか選べません。
ただ、インデックスファンドで運用される場合は、市場平均への連動を目指しており、中身はそれほど変わりませんので、ここはそれほど気にする必要はありません。
デメリット③
マッチング拠出をする場合、iDeCo/確定拠出年金(個人型)に加入することができない。
※会社が規約でiDeCoへの加入を認めている場合のみ、iDeCoに入ることができます。
デメリット④
事業主の掛金が少額の場合、マッチング拠出は同額までしか拠出できない為、iDeCoの方が掛金を多く拠出できることがある。
※これは、iDeCo/確定拠出年金(個人型)と比べた場合のデメットであり、後述しますがメリットもあります。
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