プルデンシャル生命保険「リタイアメント・インカム」を解約して資産効率を高める方法
公開日:
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最終更新日:2021/04/06
ファイナンシャルリテラシー, 保険
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
今回は、以前のブログでプルデンシャル生命保険の「リタイアメント・インカム」と「インデックス型終身保険」を比較しましたが、そのブログをお読みいただき、早速、ご自身の保険を見直され、さらに資産効率を高められることにされた方の事例紹介です。
以下の3つで考えた場合、1<2<3の順番に資産は増えていきますが、
この方は、しっかり数字で検証されて合理的に3)を選ばれました。
1)リタイアメントインカムを続けた場合の満期保険金額
2)リタイアメントインカムを「払済」にした場合の満期保険金額
+インデックス型終身保険の解約返戻金
3)リタイアメントインカムを「解約」して解約返戻金を別の商品で運用する
+インデックス型終身保険の解約返戻金
※ブログが長くなってしまうので、今回は「リタイアメント・インカム」を解約して、その後に支払う予定だった年間保険料で「インデックス型終身保険」に加入した場合、どれだけ資産効率が高くなるのかを記載します。
加入中の「リタイアメント・インカム」のケース
・年間保険料:USD3,332(65歳まで)
・満期時死亡保険金額:USD99,055
・満期保険金額:USD99,055
・満期保険金額(払済):USD47,933
・解約返戻金:USD33,306
同じ年間保険料で「インデックス型終身保険」に加入した場合のケース
・年間保険料:USD3,332(66歳まで)
・死亡保険金額:USD133,708(71歳から逓増)
・満期保険金額:
リタイアメントインカムを「払済」、もしくは「解約」して、
その後に支払う予定だった年間保険料USD3,332でインデックス型終身保険に加入した場合、
満期時にUSD99,055にしかならなかった死亡保険金額はUSD133,708となり、家族への保障を増やしてあげることができます。
しかも、インデックス型終身保険の場合は、121歳まで運用を続けることができますので、死亡保険金額も増えていきます。
ちなみに、試算表では121歳時点での死亡保険金額は、数字の低い15年平均(15years)でみてもUSD6,029,938もあります。
約6億円といった大きな金額になっていきますが、さすがに、現在の平均寿命を考えた場合、まだ現実的ではないですね。
ただ、現在の男性の平均寿命は81.41歳ですから、81歳時点の死亡保険金額をみてもUSD270,334にもなっていることがわかります。
ちなみに、「インデックス型終身保険」の満期保険金額を記載していなかったのは、この保険は121歳まで保証期間があり、死亡保険金額と同様に増えていくからです。
先と同様に試算表で数字の低い15年平均(15years)の方でみた場合でも、以下のようにお金は増えていきます。
(合計保険料:USD50,105)
75歳で解約した場合:USD160,270(+約3.2倍)
85歳で解約した場合:USD349,384(+約6.97倍)
この方の場合は、リタイアメントインカムを「解約」して、同じ保険料でインデックス型終身保険に加入することにされたのですが、
死亡保険金額もどんどん大きくなり、家族に大きな保障を残してあげることができますし、お金が必要になるまで運用していけば、解約返戻金が増えていきますので、長生きリスクにも備えることができますね。
ちなみに、この「インデックス型終身保険」は、契約開始から1年経過すれば、被保険者が存命中は、
キャッシュバリューの一部を解約する(年間1回まで)ことができますので、運用しながら、必要なお金だけ一部解約していけば良いですね。
みなさんも現状維持バイアスの罠にハマったままにならず、この方のように合理的に判断され、資産効率を高められると良いですよ。
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