ワンルームマンション投資は生命保険の代わりにならない
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ファイナンシャルリテラシー, 不動産関連, 保険
こんにちは。生活設計士の大崎です。
昨年末のブログで、「新築ワンルームマンション」への販売会社の常套句に対してそれぞれ検証をしましたが、ひとつ残しておりましたので、今回は、こちらを取り上げたいと思います。
<生命保険代わりになる>
ただ、こちらに関しては、以前のブログで詳しく述べておりますのでこちらをご覧ければと思いますが、
ポイントとしては、以下の通りで、普通に生命保険に入った方が良いということです。
生命保険と異なり、保険金額は一括で受け取ることはできない。
ローン金利に0.2~0.3%上乗せされ、年間数万円程度コスト高になるので、掛け捨ての終身保険に入った方が良い。
団体信用生命保険の保険料や特約料は、年末調整や確定申告の所得控除(生命保険料控除)の対象にならない。
団信の特約は途中で解除できない点や、繰り上げ返済をすると保障額が減ってしまう。
なお、住宅金融支援機構の機構団信の初年度特約早見表で融資金額2,000万円(返済期間40年未満)で見てみましたら、その特約料は71,600円/年でしたが、結構しますね。
ちなみに、団信の場合は、融資金額が減れば、その分、特約料も減っていきます。
ただ、念のため説明しておきますが、団体信用生命保険(団信)は、契約者が死亡・高度障害状態になったときに残されたローンが免除となるだけですので、仮に、融資残高が100万円の時に、契約者が死亡・高度障害状態になったときでも、融資残高100万円が返済免除となるだけです。
また、ローンは免除となっても、家賃収入がそのまま入るかと言えば、そこからランニングコストは引かれますし、経年で家賃は下落していきますし、修繕積立費は上がっていきますので、実際の手取り額は随分と減っていきます。
これで、よくワンルームマンション投資は生命保険代わりになると言えるよな、というのが私の意見です。
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