インフレ・利上げは ポートフォリオに「米国リート」を組み込む

公開日: : 不動産関連, 分散投資, 海外投資

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。

米国の個人消費の物価動向を示す指標であるPCEデフレーターは前年同月比で6.4%上昇し、1982年以来の大幅な伸びとなりました。

前月比では0.6%上昇とインフレは加速しております。

PCE(Personal Consumption Expenditure)デフレーターは、米商務省が毎月末に発表している個人消費の物価動向を示す指標で、物価上昇圧力を測る尺度として用いられます。

同様の指標に消費者物価指数がありますが、PCEデフレーターの方が調査対象が広く実際の物価動向を反映しているとされており、そのPCEデフレーターから価格変動が激しい食品とエネルギーを除いたものをPCEコアデフレーターと呼び、FRB(米連邦準備制度理事会)が最も重視している物価指標として知られています。

 

そのPCEデフレーターの伸びは予想されていた範囲でしたが、主要な米国株式指数はインフレへの警戒から軒並み下落しました。

先月のFOMC(連邦公開市場委員会)では0.25%の利上げをし、残り6回の会合でも市場の予想では毎回0.25%の利上げをしていくようでしたが、今後、どうなりますでしょうか。

FRBは年内に7回(先月分を含む)の利上げを行い、政策金利の水準は今年末に1.9%に達するとの見通しを示しましたが、それでも年末時点のインフレ率の見通しは4.1%としています。

今回のPCEデフレーターを見てもインフレを引き締めるには十分でないかも知れませんね。

先般のブログでは、過去のデータを見る限り、利上げを続けても株価は上昇しているので、基本は市場に残った方が良いと述べましたが、インフレ・ヘッジに良い方法はないでしょうか。

利上げを続けても株価は上昇している

 

例えば、ひとつが米国リートへの分散投資です。

米国のインフレ率と米国リートと米国成長株式の相対株価には連動性があり、インフレ期には米国リートが優位になる傾向があるようです。

リートは実物資産があり、賃料が入ってくる不動産が投資対象となりますので、インフレの上昇で資金流入が増加する傾向があります。

実際、ニューヨーク市マンハッタンのアパート賃貸料は前年同月比で約28%上昇と、住宅価格の上昇が賃料にも大きく波及してきております。

まだしばらく続くインフレや利上げに対し、米国リートもポートフォリオに組み込んでおくのも宜しいかと思います。

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    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

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