「終身年金」で長生きリスクに備える
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インカムゲイン, ファイナンシャルリテラシー, 保険, 海外投資
こんにちは。ファイナンシャル・アドバイザーの大崎です。
最近、「終身年金」についての問合せをいただくことが増えてます。言葉通り、死ぬまで決まった金額を受け取り続けることができるわけですから、長生きリスクに対して、備えておくと安心ですよね。
現在、65歳の方の平均余命は、男性で約20年、女性で約25年です。女性の方では、4人に1人が95歳まで生きるというデータも出ております。
医療は発達しておりますから、若い方であれば、「人生100年時代」は現実的になってますよね。
しかしながら、悲しいかな、我々は長生きする反面、受け取れる公的年金は減っていきますから、自分で備えていくしかないわけです。
しかも、単身世帯の比率も高まっていきます。
2040年には推計で約40%になっておりますが、生涯未婚率は増えておりますし、個人的には約半分が単身世帯になるのではと考えております。
総務省のデータから、「60歳以上の単身無職世帯の1ヶ月の収入と支出」をみますと、毎月不足する金額は38,670円となっております。
しかし、消費支出の内訳から「住居費」を見てみると18,268円となっているので、持ち家の方が押し下げていると考えるべきでしょう。
将来、実家に住むということであれば、この不足額を参考にしても宜しかと思いますが、これからコンパクトシティ化していくと考えられるので、
単身無職であれば賃貸と考え、住むエリアにもよりますが、5万円程度は不足額に追加してみておいた方が良いでしょう。そう考えると、毎月10万円程度は不足すると想定して、備えておいた方が良いかも知れません。
もちろん、これはあくまでも一般的な話であり、皆に当てはまるわけではありませんので、きちんとご自身のライフスタイルからライフプランを描くべきです。
ただ、不特定多数の方にお伝えするためには、一般的な話をするしかないので、ここでは、65歳の男性で、毎月不足する10万円を終身年金で備えるというケースでシュミレーションを作成しましたので、参考にしてください。
とは言っても簡単で、65歳の時点で、USD196,290を一括で支払って保険へ加入すれば、 毎月USD910(約10万円)を終身受け取ることができるというものです。ここでは紙面の都合で85歳で区切ってありますが、毎月USD910の支払額は、この先も続いております。
このプランの補足しますと、右端の「年度末価値」が残っている間に死亡された場合は、「受益者」に設定された方が、年度末価値の金額を受け取ることができます。
この保険は、あくまでも本人の長生きリスクに備えるためのプランですので、遺族が受けとる金額にはフォーカスしておりません。
もし、遺族が受けとる金額にもフォーカスしたいということであれば、別の保険会社のプランを案内いたしますが、その場合、もちろん年金を受取る期間は終身ではなくなりますし、毎月受け取る金額も少なくなります。
65歳の時点で、USD196,290を一括で支払えそうですか?
現在の年齢や年収、資産額から、どのように運用していくのが、ベストなのか。それぞれの属性によって適したプランは異なりますので、ご相談ください。
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