VISA、仮想通貨決済に参入
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暗号通貨
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
米カード決済大手のVISAが暗号資産(仮想通貨)を使った決済を始めると発表しましたね。
法定通貨を裏付け資産とするステーブルコインの「USDコイン」で始めるそうですが、ブロックチェーンのプラットフォームは「イーサリアム(ETH)」を利用するようです。
イーサリアムはプルーフ・オブ・ワーク(Proof of Work)という仕組みが採用されており、取引や送金などのデータが改ざんされないようになっております。
具体的には、
取引情報を1つのブロックに格納し、ブロックチェーン上に記録して、承認作業(マイニング)を行うのですが、その承認作業は、必要な計算を成功させた人が報酬として暗号資産(仮想通貨)を手に入れることで担います。
ちなみに、この計算および承認作業のことをマイニング、作業を行う人のことをマイナーと呼びます。
ビットコインもこのProof of Workの仕組みを利用しておりますが、その処理のスピードは10分に1個ブロックが生成されるとのことでしたので、わたくしは、ビットコインはカード決済には適さないと考えておりました。
買い物してカード決済をするのに10分も待てないですからね。
イーサリアムのマイニング時間は、ビットコインの10分に1回に対して15秒1回とのことですから、VISAがイーサリアムを採用したのも頷けますね。
ただ、VISAの取引処理速度は、1秒あたり最大56,000件とのことですから、イーサリアムでも1回のマイニングで56,000件の処理ができるのかどうかは疑問が残ります。
まぁ、VISAが決済に利用する発表したわけですので、対応できるのでしょう。
なお、USDコインは米ドルに連動(法定通貨が裏付け)しており、1 USDC=1米ドルとなります。
以前のブログで、お金には以下3つの役割があると記載しましたが、
・価値の尺度
・交換(決済)
・価値の保存
このUSDコインなんかは、まさに3つの役割を担っておりますね。
各国の中央銀行がデジタル通貨の発行を競っておりますが、今後、どのようになっていくのでしょうか。
何かしら「気付き」があったら、↓のロゴをクリックしてね。
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