お金とは「信用」であり「負債」です。
公開日:
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最終更新日:2020/02/28
ファイナンシャルリテラシー
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
今日は、「お金とは何か」について考えてみたいと思います。
お金には一般的に以下3つの役割があると言われています。
・価値の尺度
・交換(決済)
・価値の保存
確かにその通りだと思いますが、その本質は、「信用」であり「負債」です。
多くの人は、銀行が家計から預かったお金を貸出しに回していると考えておりますが、実際は、銀行が融資をすることでお金(預金)を創造しているのです。
私も銀行から借入れをしておりますが、お金を借りる際に銀行券を手渡しで受け取りはしません。
ただ、借入額が自分の預金口座に記帳されるだけ。
まさにそのときに新しいお金が創造されるのです(信用創造)。
仮に、あなたが預けた100万円を銀行が貸出しに回し、その100万円をわたくしが借入れたとすると、あなたの預金口座には100万円と記帳され、わたくしの預金口座にも100万円と記帳される。100万円のお金は銀行が融資をすることで200万円となるのです。
この新しく創造されたお金(100万円)は、わたくしの銀行に対する「負債」であり、わたくしが「負債」を返済すれば、消滅することになります。
一般的に、借入れをしていると聞くとネガティブな印象を持たれる方は多いです。
また、企業の評価でも、無借金経営と聞くと、ほとんどの方はその企業にポジティブな印象を待たれるのではないでしょうか。
しかしながら、それなりの「信用」があるから、銀行からお金を借りることができるのです。
医者、弁護士、公務員そして会社員などは、金融機関からまさしくその「信用」を得ている訳です。毎月、安定的に給与を得ているために返済が滞るリスクは少ないと考えられております。
まさに金融機関にとって良いお客様です。
であるならば、その「信用」を使って融資を得て、自分のやりたいことを始めたり、お金を増やす仕組みを作っていけば良いのです。
ちなみに、融資に対して毎月の返済をきちんとしていけば、ますます「信用」は積み重なっていき、追加融資の話をいただいたり、他の金融機関からの融資に繋がったりと良いこと尽くしです。
少し本題から外れてしまいましたが、正しい知識を得て、それを上手く使うことが大切です。
世の中には情報が氾濫してますが、メディアからの情報が正しいとも限りません。すべてを鵜呑みにせず、自分なりにチェックしたうえで利用してください。
今日は、3月の景気動向指数の速報値を発表されますね。
前月より下がる見通しですし、20日発表の1-3月期GDPもマイナス成長の可能性が高いようですので、安倍首相には、この状況を踏まえ消費税増税の延期を決断して欲しいものです。
以上、みなさんのライフプラン設計の参考にしていただけましたら幸いです。
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