仮想通貨ローン急拡大、家や車を購入
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オフショアファンド, ファイナンシャルリテラシー, 暗号通貨
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
以前のブログで法人の新規事業計画書を完成させたことに触れましたが、金融機関と面談してきました。
担当者からは、将来的に別事業へ展開できることや事業内容もおもしろそうなので個人的には見てみたいとの言葉を頂いたのですが、同時に全額融資は難しいとの意見も頂きました。
すでに法人、個人とも売上に対して何倍もの借り入れを複数の金融機関からしているので、わたくしの場合は担保提供もしてませんし、融資する側からしたら当然ですね。
結果を待って、どうファイナンスをするか考えたいと思います。
運用しているオフショアファンドを一部利益確定して、こちらの資金に充てましょうかね。
偶然にも、本日のウォール・ストリート・ジャーナルに融資についての記事が掲載されていました。
事例では、保有する暗号資産を担保にして住宅ローンの借り入れを行い、住宅を購入したようですが、もうそんな時代なのですね。
記事の内容はアメリカのケースですが、日本でも暗号資産(ビットコイン)を担保に資金を融資するサービスはすでにありますね。
大和証券グループ本社とクレディセゾンの合弁会社であるFintertechが、「デジタルアセット担保ローン」としてサービスを提供しております。
使途自由で最大5億円まで融資可能
貸付利率は4.0%~8.0%
貸付利率は世界最低水準とのことですが、高いですね(^_^;)
暗号資産担保ローン業界として世界最低水準とのですが、これだと融資を受けた資金で、年平均9%リターンで安定運用しているオフショアファンドで運用しても、あまりリターンは残らないですね。
それに、このサービスは暗号資産を担保に資金を融資しますので、担保の価値が値下がりすれば、借り手は追加で担保を入れる(追証)必要があります。
暗号資産はリスク(ブレ幅)が大きい資産ですから、追証が発生する可能性は高いですね。
Fintertechの商品ページには、太字で「暗号資産の値上がりで追加借入可能!」と書いてありますが、
グラフの下にはしっかり担保価値が値下がりした場合について小文字で書いてあります。
担保暗号資産の時価評価額が弊社の定める基準以下まで低下した場合、弊社の裁量により担保暗号資産の全部又は一部を処分の上、残債務の弁済に充当させていただきます。
こちらのサービスの場合は、追証ではなく、全部、もしくは一部退場ですね。
追証であれば、暗号資産の価格が戻ればまた含み益となりますが、退場(売却)してしまったら暗号資産の価格が戻ろうと関係ありません。
わたくしであれば、現状、このサービスは利用しないかな。
それよりもオフショア資産管理口座へ暗号資産を移管して、そこからオフショアファンドへ投資し、安定的に運用して資産を増やしますね。
短期間に何倍にもなるという夢はないけど、短期間に何分の一になるという悪夢もありませんからね。
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