株価の過熱、既に世界恐慌(1929年)の水準まで来ています。
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最終更新日:2024/12/08
オフショアファンド, お金, ファイナンシャルリテラシー, 海外投資
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
米トランプ大統領が、中国からの輸入品3,000億ドル相当に10%の関税(追加関税第4弾)を課す意向を表明してから、中国の農産物輸入停止、人民元安進行と、米国は中国を為替操作国に指定するなど、緊張は高まっており、5日には株価は暴落しました。
8日の米国株式市場は上昇して取引を終え、S&P500指数は、1日としては約2カ月ぶりの大幅高となり、今週の下げを埋めています。理由としては、市場予想を上回る米中の経済指標を受けて、貿易を巡る懸念が和らいだからと言われています。
米中貿易戦争の余波が世界に広がりつつありますが、果たしてこのまま落ち着くでしょうか。一部では、近く景気後退に陥る可能性を示唆しておりますが、わたくしもいつ来てもおかしくないと考えております。
ちなみに、株価の割高・割安を測る指標の「シラーPER」を見てみると、すでに30倍を超える段階まで上がっております。
シラーPERとは、インフレ率を調整した過去10年間の1株あたりの純利益の平均値でPER(株価収益率)を計算したものです。株価の割高・割安を測る指標の一つで、CAPEレシオとも呼ばれています。
この指標は、ノーベル経済学賞受賞者ロバート・シラー教授とジョン・キャンベル氏によって考案されたもので、シラー教授は、ITバブルの崩壊やサブプライムについて、いち早く警告したことで有名な人です。
一般的には、シラーPERが25倍以上になると、株価の過熱感が意識され、売られやすくなるのですが、既に世界恐慌がおこった1929年の30倍という水準まで来ています。
ちなみに、現在の相場であるシラーPER30倍を超えたのは、2000年のドッドコムバブルしかありません。
シラーPERから判断すると、いつ暴落してもおかしくない水準と考えて良いでしょう。
なお、ウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイは3日、手元資金が何と1220億ドル(約12兆9千億円)に上ると発表しました。ウォーレン・バフェットは、暴落する前に株を売り、暴落すると株を買うという逆張り投資家ですが、これは次の買い場に備え、現金比率を上げている動きでしょう。
「老後2,000万円不足問題」がきっかけでも、投資に興味を持たれる方が増えていることは良いことだと考えておりますが、ここで株価暴落が起き、やはり投資は怖い、危ないものと、また、貯蓄信仰に戻ってしまうことが心配です。
投資は、何も株や債券だけではありません。
株や債券などのように、市場の変動に影響を受けやすい伝統資産だけでなく、オルタナティブ(代替投資)といって、株や債券の値動きとは、ほとんど相関がないものがあります。
わたくしは、普段からコア・サテライト戦略でアセット・アロケーションを組むようアドバイスしておりますが、このような不安定の相場では、『サテライト』の配分割当を減らし、『コア』の配分割合を増やすべきです。
ここでは、オルタナティブや債券を『コア』、株式やリートを『サテライト』としています。
城北信用金庫HPよりお借りして説明すると、以下の通りです。
コア・サテライト運用とは、安定的に運用する『コア』部分と、積極的に運用する『サテライト』部分を分けて考える投資戦略です。『コア部分』で中長期的な安定収益を期待し、『サテライト部分』では投資タイミングを図りながら比較的高いリターンを目指して運用するものです。
多くの方にとっては、仕事や趣味、家族との時間の方が大切なわけですから、投資に過剰な時間を使ったり、悩んだり、値動きに一喜一憂したりせず、「お金」より大切な「時間」を有効に使ってくださいね。
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