資産はなるべく米ドルを軸にして所有しましょう
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最終更新日:2020/01/28
オフショアファンド, お金, ファイナンシャルリテラシー, 海外投資
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
前回のブログにおいて、国際金融資本がアメリカ連邦準備制度(FRB)を設立し、通貨発行券を手中に収め、市場をコントロールしている旨をお伝えしました。
これまた、以前のブログで記載しておりますが、現在、為替市場における取引高の通貨別シェアでは、米ドルが圧倒的シェアを持っており、全取引高の約40%を占めています。通貨の組み合わせで見ると、対米ドルの取引が全体の約90%を占めています。
それだけ米ドルは強いということであり、国際社会においては、まだまだ米ドルなしでは貿易はできないということなのです。
中国やロシアは、外貨準備として金の購入を増やしておりますが、それは、中国の人民元やロシアのルーブルは国際決済通貨としての信用が少なく、貿易の際に制限がかかるからです。
貿易には米ドルが欠かせないとは言え、米ドルだけで保有していた場合、中国やロシアなどの、米国とトラブルを起こす国にとっては、いつ米国に米ドルでの取引を止められるかわかりませんので、いざというときのために、交換価値のある金を所有する必要があるというわけです。
ちなみに、為替レートは、2国間の通貨で決まるものですが、実は、世界で最も取引量が多い米ドルを中心に価格が決まっています。
それは、2国間の通貨だけで決めようとすると、価格は相対的なものになってしまうからであり、各々で取引されると、今いったい為替レートはいくらで取引されているのかが分からなくなってしまうからです。
そこで、世界の基軸通貨である米ドルを基にそれぞれの為替レートが計算され、その為替レートを基に、2国間の為替レートを計算するという方法を採っています(クロスレート)。
以上より、何が言いたいかと申しますと、資産はなるべく米ドルを軸にして所有しましょうということです。
合理的に考えれば、大切な資産は、強い通貨で所有した方が良いということは分かりますよね?
友人にも、資産の半分は海外に置いておいた方が良いとアドバイスしておりますが、それは、何も米ドルが強い通貨だからという理由だけではありません。
ひとつは、リスク分散のため。
多くの方にとって、収入源はひとつだと思います。そして、その唯一の収入源である給与所得は、日本円で受け取っています。それなのに、資産も日本円だけで所有しているのは、卵をすべて日本円というひとつのカゴに載せ、日本という不安定な社会の上を歩いているようなものです。
不安定な社会を歩くことを止めるのは、なかなかできることではないですが、資産をいくつかのカゴに分散することは簡単です。
そして、海外には、日本では考えられないような運用利回りの良い商品がたくさんありますし、複利で運用できるので、日本にお金を置いておくよりも、資産効率は高いです。
下図をご覧ください。
以前のブログで紹介した不動産ローンファンドの運用成績ですが、年平均リターンは13.5%と高いリターンを上げているにも関わらず、ほとんどリスク(ブレ幅)はありません。海外にはこのようなファンドがたくさんあるのです。
これが、株式であれば、このように安定した運用とは行きません。
以下は、国内で販売されている投資信託の「各資産のリスク(標準偏差)と期待リターン」を48年間まとめたものですが、国内株式を見ていただくと、年平均リターンは5.3%にも関わらず、リスクが25%もあります。
これは、国内株式の1年間のリターンは期待リターン5.3%を中心にして、上下25%の間でブレる確率が約3分の2(約68%)はあるということを意味しています。
+30.3%のリターンもあれば、-19.7%のリターンになる確率が約68%はあるということですね。
せっかく自分の代わりにお金に働いて貰うのですから、私達は、毎日を心穏やかに過ごせるものに投資をして、自分は他のことに時間を使うようにしませんか?
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