FIRE(経済的自立と早期退職)の達成も「定率法」でした。
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ファイナンシャルリテラシー, 積立投資
こんにちは。ファイナンシャル・アドバイザーの大崎です。
前回のブログでは、老後資産を長持ちさせる方法として、 「定額法」ではなく、「定率法」で取り崩した方が良いということを日本経済新聞の記事を参考にお伝えしました。
実は、この方法は、FIRE(経済的自立と早期退職を目標とする人生戦略)でも述べられております。
FIREは、Financial Independence, Retire Earlyの略で、最近、日本でも若い方を中心に話題になってますね。
FIREを達成させるためには、退職後の資産の取り崩しに関しては「4%ルール」を提案しており、これを守っていれば、退職金は減らないということを述べております。
もちろんそれだけではダメで、4%ルールに基づいてFIREを成功させるためには、早期退職から一般的な定年までの間に、実質利回り4%以上の資産運用が必要になるとも述べております。
日本においては、ここずっとインフレ率2%成長を目指しているくらいですので、年平均6%以上の利回りの商品で運用していけば良いわけですね。
そうであれば、2019年までの実績ベースで、S&500インデックスの過去25年の年平均リターンは9.74%、過去15年間の年平均リターン8.21%でしたから、S&500インデックスで運用していくというのも一つの選択肢ですね。
ただ、FIREの第一人者の書籍では、インデックスファンドで運用しているだけでは暴落の際に対応できないので、クッションとしていくらかの現金も保有することが大切と記載されておりましたが、多くの日本人投資家は、一時的だとしても、損失を抱えることに抵抗を感じる方が多いので、なかなか一歩を踏み出すのも難しいと思います。
そうであれば、15年満期の平均リターンは4%となりますが、S&500インデックスで運用しつつも、元本の140%を確保してくれるプランがありますので、まずは、セーフティネットを張りながら、運用を始めてみるという方法もあります。
弊社では、「15年後には最低140%は確保されているから安心」といって、教育資金の準備として利用されるクライアントさんも多いですね。
ただ、あくまでも「最低140%は確保」であり、それ以上の運用できていれば、その分の運用益も受け取ることができるわけですから、基本的には、上述しました年平均リターンをイメージしていただくと宜しいかと思います。
今回のブログでは、FIRE(経済的自立と早期退職)を達成するのも、資産の取り崩しには「定率法」を利用していたということを取り上げましたが、やはり運用ありきです。
このブログでもよく物価上昇についても述べておりますが、デフレが続く日本では、なかなか実感できないでしょう。
また、資産運用の大切さも、将来に目を向けない方は気づかないでしょう。
「こんなはずではなかった」と手遅れにならないように備えてくださいね。
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