どのように「ポートフォリオ」を組んだら良いか
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ファイナンシャルリテラシー, 投資信託, 積立投資, 長期投資
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
以前のブログにおいて、アセット・アローケーション(資産配分)の重要性をお伝えしました。
今回は、具体的にポートフォリオを組んでみましょう。
金融商品を販売している方々にも、「アセット・アロケーション」と「ポートフォリオ」を混同している方はかなり多いですし、そもそも???の方もかなり多く、それでよく人の大切なお金を扱っているなと、個人的には残念に思えて仕方ありません。
「アセット・アロケーション」は、株式や債券、不動産といった資産クラスの配分を指し、「ポートフォリオ」とは、具体的な金融商品の組み合わせのことを指します。
これまた以前のブログで紹介しております「バートン・マルキール氏の財産4分法」を用いて、30代半ばの方のアセット・アローケーション(不動産10%、現金5%、債券30%、株式55%)を参考にして、毎月3万円ずつ積立投資ができるとして、ポートフォリオを投資信託で組んでみましょう。
【不動産投信】J-REITインデックス・オープン 5%(1,500円)
【不動産投信】グローバルREITインデックス・オープン 5%(1,500円)
【現金】 5%(1,500円)
【外国債券】ニッセイ外国債券インデックスファンド 15%(4,500円)
【新興国債券】eMAXIS新興国債券インデックス 15%(4,500円)
【国内債券】定期預金 0%
【日本株式】ニッセイ日経225インデックスファンド 15%(4,500円)
【先進国株式】ニッセイ外国株式インデックスファンド 20%(6,000円)
【新興国株式】eMAXIS Slim新興国株式インデック 20%(6,000円)
ノーロード(手数料無料)のインデックスファンドでポートフォリオを組んでみましたが、参考になりましたでしょうか。ご自身のポートフォリオの配分はイメージ出来ましたでしょうか
上記はあくまでも参考ですので、ご自身の年齢や投資に回せる金額などによって、無理のない範囲で設定してみてください。
大切なことは、一度決めた配分は変えずに、淡々と積み立てることです。
自然とリスクが分散され、それぞれの資産クラスが上がったり下がったりしながら、資産が積み上がっていきます。
最初は、値動きが気になるでしょうが、たとえ下がったりマイナスになる資産クラスがあっても、焦って売ってはいけません。我慢して「何もしない」でおくのです。
また、以前のブログでお話した、ドルコスト平均法は覚えておられますでしょうか。
ドルコスト平均法とは、定期的に一定の金額で金融商品を購入する投資手法でしたね。
毎回、一定の金額分を買うことにより、高値のときは少なく、安値のときは多く買うことができるわけですので、下がる資産クラスはそれだけ安く、多く、買えている訳です。
慣れるまではなかなか理解できないかも知れませんが、「何もしない」のに慣れると、値動きも気にしなくなり、次第に資産が積み上がっていきます。
自動引き落としで積立投資。
短期の値動きは気にせず、「時間」を利用して、長期で「複利」で増やしていく。
時間を利用する訳ですので、なるべく早く始めることが重要です。
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