K2 Partners ビジネスパートナー募集中。証券マン、保険マン、FP、会計士、不動産コンサルタントなど

すでに終身雇用は崩壊しています。

公開日: : 最終更新日:2020/01/13 働き方

おはようございます。ファイナンシャルアドバイザー大崎です。

本日は、終身雇用に関して、お話していきたいと思います。

終身雇用制度に関して、経団連の中西会長が「制度疲労を起こしている。終身雇用を前提にすることが限界になっている」「雇用維持のために事業を残すべきではない」と述べたのに続けて、トヨタ自動車の豊田章男社長の口からも「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」という発言が出始めました。

何を今更とは思いますが、実際に一部の企業ではすでに終身雇用は崩壊しています。

就業規則上では定年60歳となってはおりますが、業績悪化のために、早期退職や希望退職を募るケースは年々増えています。

最近でも、NEC、富士通、カシオ計算機、コカ・コーラ、アルペン、エーザイ、協和発酵キリン、日本ハムなどの企業が、45歳以上のサラリーマンに対し、早期退職や希望退職が相次いでいましたよね。

いまだに年功序列が根強い大手企業では、40代以上の給料は割高であり、高賃金の中高年がいなくなれば人件費は大幅にカットできます。特に現在45歳の世代は第2次ベビーブーム世代(1971年~1974年生まれ)で、年間出生数は200万人を超え、労働生産人口の中では最も人口が多いのです。

「日本の将来推計人口」で年齢分布を見てみても、45歳~60歳の人数は多く、この世代を減らして人件費(コスト)を抑え、組織の新陳代謝を図る企業が今後も増えると思います。

日本は高度経済成長期からの長い間、「終身雇用」「年功序列」といった雇用システムで動いてきましたが、実際に、これは労働市場を硬直化させてきました。

経済成長が続き、多くの若い世代が入社してきていればそれでも良かったかも知れませんが、1991年にはバブルが崩壊して、その後、長期に亘る経済が停滞。
また年間出生数が200万人いた第2次ベビーブーム世代(1971年~1974年生まれ)のピークに年々出生数も減少。

 

※第2次ベビーブーム世代(1971年~1974年生まれ)の多くが社会に出たのは1994年~1997年。社会に出る頃にはバブル崩壊後、就職氷河期と重なった。
1997年から1998年にかけ、北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行、山一證券、三洋証券など大手金融機関が倒産した。

 

雇用が終身では無くなれば、人材の流動性は高まります。

人材の流動性が高まれば、企業はスキルが高い人材を採用できる機会が増えることになりますし、逆に、優秀な従業員を労働市場より高く評価しなければ人材の流出につながるため、そうさせないために人事制度を改革したりして、従業員にとってメリットのある企業になっていきます。

労働者としても、雇用が終身に渡って(定年退職まで)約束されなくなると、解雇されないようスキルを磨くよう自己啓発に取り組みますし、その結果として労働生産性は向上していきます。

また、転職を希望する企業に採用されるためは、常に自分の市場価値を高めておく必要があるため、個人や会社としてのレベルアップに繋がり、それが日本の競争力を高めることにつながります。

わたくしは、前職はキャリアコンサルタントとして働いてきましたが、企業や転職希望者にも上述したことをお伝えしてきました。

また、転職希望者だけでなく、自分の友人や後輩たちにも、自分の市場価値を高めておくことだけでなく、その市場が急変した時に食べていけるよう、スキルや経験を積んでおく大切さを伝えてきました。

そして、自分という労働資本を投下できなくなったことを想定し、金融資本(資産)に働いてもらうか、自分以外の人的資本に働いてもらう仕組みを作っていくべきことを提言しております。

この辺りに関しては、お伝えしたいことがたくさんありますので、追ってブログに記載していきたいと思います。

 

ブログランキングに参加しました。
みなさんに有益な情報を提供していく励みになりますので、
クリックして応援いただけますと幸いです。


サラリーマン投資家ランキング

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ
にほんブログ村

個別相談予約
(東京、大阪、福岡、名古屋、香港、ハワイなど)

各都市でそれぞれ投資、保険、節税の弊社アドバイザーが個別相談承ります。
各担当者の面談空き状況を随時更新していますので、場所、日時、アドバイザーを選択してご予約ください。

関連記事

会社員ピンチ! 節税スキームが閉じられる

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 従業員が副業・兼業を認める企業も増えてき

記事を読む

なぜ「キャリアコンサルタント」から「投資アドバイザー」にキャリアチェンジをしたのか

こんにちは。投資アドバイザーの大崎です。 ブログの更新が中2日空いてしまいました(^_^;)。

記事を読む

持ち家のために損をする!?

おはようございます。K2 Investmentの大崎です。 持ち家シリーズ第3弾です。

記事を読む

同じ会社で従業員+個人事業主として働き、お金を増やす方法

こんばんは。K2 Investmentの大崎です。 7月も月末ですね。もう今月の給与は出ました

記事を読む

「同一労働同一賃金」や「高齢者雇用確保」の原資は、正社員の給与から!?

こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 日本は2010年から人口減

記事を読む

早く備えなきゃヤバいよ

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 昨日のブログで元同僚の資産運用のアドバイ

記事を読む

初めまして。「投資アドバイザー」の大崎です。

本日より投資アドバイザーとして、このブログを通じ、皆様のライフプラン設計に役立つ情報を提供させていた

記事を読む

「人生一度きり」やりがいがある仕事を選びましょうよ。

おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 前回のブログ<自分の顔、名刺代わ

記事を読む

あなたの「決断」の経験値はどれくらいですか?

こんにちは。K2 Investmentの大崎です。 ここ2回のブログで、「感情」「言葉」「行動

記事を読む

”需要蒸発” 急拡大する倒産リスク

こんばんは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 先日、前職キャリアコンサルタント時代の同

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

  • オフショア投資無料メルマガ

    『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。

      メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

      その他、海外保険、太陽光発電、サブスクリプションビジネスを運営。営業やキャリアコンサルタントの経験から相談者の考えをしっかり伺いながら、最善のアドバイスをして参ります。

    • k2-holdings.jpg
      k2-investment.jpg
      k2-assurance.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      goldmember_banner.jpg
      生命保険相談バナー
    PAGE TOP ↑