年収500万円未満なら、「節税」より「市場価値向上」を優先すべし
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お金, ファイナンシャルリテラシー, 働き方
こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。
先日、20代後半のサラリーマンの方から節税についての相談がありました。
その方にアドバイスしたのは、節税についてあれこれ考える時間を、まずは自分の市場価値を上げること、これからの時代を生き抜いていく戦闘力を身につけるために、時間を使った方が良いということ。
以前のブログでお伝えしております通り、サラリーマンには必要経費というものが認められていないため、できることは限られています。
これからますます「個人」の時代に向かって行きますし、彼の場合は、その時代の中で生きていく時間が長いので、早めにファイナンシャル・リテラシーを身に着けた方が良く、個人事業主になることによって、税金や社会保険料はどうなるのかといった点は、お伝えしました。
ただ、現状においては、年収はまだ300万円台ですし、節税するにしてもそれほど大きな金額にはなりません。その点においても、まずは労働収入を最大化させるため、自分の市場価値を上げるために、どのようなキャリアパスにしていくかを中心に話をしました。
前回のブログにおいて、年収が900万円の方の所得税や住民税を計算しましたが、合計で110万円程度でした。これが年収500万円の方になれば、所得税は約10万円、住民税は約20万円、合計で30万円程度になると思います。
以前のブログで、税率が低い所得へシフトする内容を記載したものもありますが、年収500万円未満の方であれば、徴収される税金は30万円未満ですので、節税について考える時間を、まずは自分の労働収入を最大化するための時間に費やした方が、コストパフォーマンスは高いと思います。
会社員で「330万円を超695万円以下」の所得を得ている方の所得税は20%で同じくらいですが、それ以上の年収を得ている方の場合は、株式投資で収入を得る方が税金が低いのです。
なお、わたくしが「サラリーマン+個人事業主」の働き方を案内しているのは、何も節税のためだけではなくて、これからの時代を見据えたリスク分散、個人事業で培ったスキルを本業に活かすことができる市場価値向上、そして将来の起業、ならびに経営に役立つからです。
そして、個人的に一番大きなメリットとしては、新しい経験が積めること。
キャリアコンサルタントとして多くの方と面談してきましたが、多くの方が、数年前とできることが変わっていない。
以前、ドッグイヤーという言葉が流行りましたが、これは犬の寿命に例えて、ビジネストレンドは7年で変わるというもの。今やマウスイヤー(3年)でも遅く、3年経てば、一昔前です。
お互い時代に取り残されないようにしましょうね。
以上、今後のライフプランの参考になれば幸いです。
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