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サラリーマンこそ、借入れを利用してお金を増やそう①

公開日: : 最終更新日:2019/06/15 お金, ファイナンシャルリテラシー

こんばんは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。

前回のブログで「バランスシートで考える癖が付けば、お金は増えていく」と資産と負債の話をさせていただきました。

http://adv01.k2-investment.com/2019/05/31/post-379/

今回は、サラリーマンがお金を増やすには、借入れ(借金)を利用する方法もあるということをお伝えしたいと思います。

「お金の増やし方は大きく分けて3種類」のブログにおいても、その方法のひとつとして、「レバレッジを効かす」がありましたよね。

①収入を増やす
・給与を増やす(昇給、転職)
・共働きをする
・本業以外に所得を得る

②支出を減らす
・家賃を減らす、無理して家を買わない
・過剰な保険を見なおす
・教育費を見直す

③運用効率を高める
レバレッジを効かす
・リスクとリターンを考えた(≠利回りの高い)運用
・複利運用、再投資
・時間を味方につけた長期運用
・税制を理解して利用する

ビジネスや投資においては、金融機関から融資を受けて、人のお金を使って効率的にビジネスや投資の拡大ができます。これを「レバレッジを利かせる」といいます。

多くのみなさんは、借入れ(借金)に対してマイナスイメージという先入観をお持ちだと思います。しかし、借入れ(借金)は決して悪いことではありません。

 

借入れ(借金)も、正しく使えば良い「仕組み」なので、要は使い方次第なのです。

 

企業も、金融機関(その他)からの借入れ(借金)によって設備投資や企業買収を行い、事業を拡大しております。そして業績が上がれば、従業員に給与UPやボーナスとして支払うこともできますし、従業員もそのお金を消費に回しますから、経済にも貢献しますよね。

日本企業は保守的な企業が多いため、無借金経営を好む企業が多いのも事実ですが、ファイナンスの基本的な考え方からすれば、お金をうまく活かし、企業価値を最大化させることが経営の目指すところですから、特にこのような低金利が続く日本においては、借入れ(借金)を活用して、事業を拡大し、収益を上げ、企業価値を最大化すべきではないでしょうか。

もちろん、それぞれの経営者の考え方や経営手法がありますので、これが答えと言うつもりはありませんが、激しいグローバル競争が繰り広げられている中、企業は存続しなければなりませんので、時代に即した戦い方をして欲しいものです。

ちなみに、下図は2018年末のデータですが、大企業の多くも負債をしておりますよね。右端の「有利子負債」がそれに当たります。

※なお、データは東洋経済からお借りしており、画面の都合上、上位30社のみ表示しております。

まさに、ソフトバンクグループなんかはM&Aを繰り返しているわけですが、負債により、設備投資や企業買収などを積極的に行い、事業を拡大しております。近年も英国ARM Holdings plc(現 Arm Limited)を買収するなど、IoTが進むこれからの時代を見据えた投資をしておりますよね。

(以下、ソフトバンクグループHPより抜粋)
アームのプロセッサー・デザインは、ほぼ全てのスマートフォンのメインチップに組み込まれていることで知られています。

5G、クラウド・インフラストラクチャー、自動運転技術などの最先端のモバイル処理技術が、将来の獲得に寄与すると見込んでいます。

企業の話に逸れてしまいましたが、わたくしは、お金を増やしたいサラリーマンこそ、その信用を利用して借入れをし、事業を起こしたり、投資したりしたらどうかと考えております。

そのメリットを享受できるステータスを持っているのに、「借金は良くない、怖い」と言った理由で思考停止になるのはもったいないと思います。

 

かくいう私も、今でこそ金融機関から融資を受けて投資をしておりますが、最初は正直悩みました。

しかしながら、よく考えてみると、大学生の時には、既にマイカーローンを組んでいましたし、奨学金も借りていました。また社会人になってからも、車を購入するたびに、ローンを組んでおりました。

多くのみなさんも、既に大きな借入れをしているのではないでしょうか。

そうです。住宅ローンです。

家を一括払いで購入する人はほとんどいないと思いますので、多くの人が住宅ローンを利用していると思います。

その多くがフラット35という代表的な住宅ローンを利用していると思いますが、35年という長い期間をかけて返済していくわけです。
しかも、新築を購入した時点で20〜30%は資産価値が落ちると言われておりますし、ローン返済に加えて、固定資産税、修繕積立費、管理費(マンションの場合)を支払って行かなければなりません。

前回のブログでもお伝えしましたが、今後は、よほど立地(場所)が良くなければ、資産価値を維持していくのは難しいと思われます。

マイホーム=資産と考えられている方も多いですが、既に(会計上は)負債になってしまっていることも多いですので、マイホームを資産として考えられている方は、一度、不動産会社に査定してもらい、ローン残高と比べてみてください。

なお、最近は、一部の地域において不動産価格が高止まりしておりますが、人口減少や新規住宅供給の影響で、今後、ますます空き家が増えて行き、不動産価格も下落局面に入っていくと考えらます。

また、現在のような低金利の時代に、借りている住宅ローンを繰上げで返済している方も多く居ます。

このような行為は、とてももったいないです。

1%以下の金利で借りているわけですから、そのまま低金利で借り続けて、その分、利回りの高い金融商品で運用した方が得策です。

(次回へ続く)

 

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    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

      その他、海外保険、太陽光発電、サブスクリプションビジネスを運営。営業やキャリアコンサルタントの経験から相談者の考えをしっかり伺いながら、最善のアドバイスをして参ります。

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