自分で調べるから損をしない。
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最終更新日:2019/06/15
お金, ファイナンシャルリテラシー, 太陽光発電
おはようございます。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。
前回のブログにおいて、「産業用太陽光発電」を購入するのに注意して欲しい点は、販売会社のシュミレーションを信用すべきでないという点でであり、年間発電量(kWh/年)は、自分で調べてみる点です。
販売会社が出してくるシミュレーションは信用しない方が良いと言うけれど、では一体、どうやって年間発電量(kWh/年)を自分で調べれば良いか。ですよね。
年間予想発電量(kWh/年) =
1日当たりの年平均日射量(kWh/m²・day)×365日×システム容量(kW)÷1×損失係数
はい。これ簡単に調べられるのです。
インターネットで「NEDO」もしくは、「国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」で検索。
こうやって、設置場所における1日当たりの年平均日射量(kWh/m²)を出します。
今回のケースですと、3.84 kWhとなります。
サラリーマンこそ始めるべき「産業用太陽光発電投資」とは② のブログで取り上げました事例を使用して、年間予想発電量(kWh/年) を求めると、
設置場所:岐阜県山県市
パネル容量:111.6kW
方角:南向き
パネル角度:20%
年間予想発電量(kWh/年) =
1日当たりの年平均日射量(kWh/m²・day)×365日×システム容量(kW)÷1×損失係数
=3.84 kWh×365日×111.6kW÷1 ×(1-0.15)×(1-0.05)×(1-0.05)
=119,992 kWh となります。
※損失係数については、前回のブログを参照ください。
ちなみに、ここから年間売電収入を求めようとすると、下記の通りになります。
年間売電収入=19.44円(2018年度売電価格)×119,992Kwh(年間予想発電量)
=¥2,332,644
※¥2,332,644÷¥21,745,860=10.73%(表面利回り)
以上のことから、業者が提出してきた年間予想発電量(kWh/年) の数値と、自分で調べた数値にあまりにも乖離がある場合は、業者に販売価格を調整してもらうか、もしくはその販売会社から購入することは避けた方が良いと思います。
ただ、最近は、不動産投資から投資家がどんどん流れてきておりますし、産業用太陽光発電を知ったサラリーマンもどんどん参入してきており、業者も無知で高い値段で買ってくれる人の方が都合が良いので、なかなか要望に応じてくれないかも知れません。
産業用太陽光発電は20年間の長いビジネスです。
今後のためにも、信頼のおける販売会社や営業マンから購入されることをお薦めします。
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