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原油価格20ドルまで急落 金融危機の引き金になるか!?

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。

3/11のブログ「「原油戦争」サウジアラビアとロシア、米国による価格戦争に突入 」でもお伝えしましたが、原油の価格が大変なことになってきました。

「原油戦争」サウジアラビアとロシア、米国による価格戦争に突入

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の先物における4月物の原油価格が、一時、1バレル20.06ドルと18年ぶりの安値を付けています。

新型コロナウィルスの影響で、世界の工場である中国での製造が減少しているだけでなく、世界的な感染拡大により、人や物の移動制限で、車や飛行機の燃料消費が大幅に減少するなど、供給過多の状態が続いております。

供給が需要を上回れば値段が下がるのが常ですが、それに追い打ちをかけるように、産油国間において協調減産で合意できなかったことから、サウジアラビアなど主要産油国が4月から増産に転じる見通しで、さらなる需給のバランスが崩れると、売りが膨らんでいる状態です。

サウジアラビアとロシアが減産で合意するまでは、原油の安値が続くと考えられておりますが、しばらくはこのまま増産を続けるのはないでしょうか。

体力のあるサウジアラビなどの産油国が、まずは低価格でライバルを潰してシェアを拡げるという戦略取っていると考えられますが、その理由のひとつして、米国のシェールオイルをつぶしに掛かっていることもあると思います。

以前のブログでも述べましたが、原油価格の下落を招きたくない産油国は、足並みそろえて減産を維持してきましたが、米国は毎年、増産を続けており、それは減産をしている側からすると面白くないので、このタイミングで価格戦争を仕掛けてきたと考えております。

米シェールオイルは、サウジアラビアやロシアなどの油田に比べて生産コストが高く、新規の設備では1バレル50ドル以上、既存の設備でも1バレル30ドル台前半が、損益分岐点と言われておりますので、現状の価格推移では採算割れが続いてしまい、企業も破産に追い込まれてしまいます。

そして、これらのシェールオイル企業は、社債や銀行融資でファイナンスをしておりますが、社債はハイイールド債などの低格付けなものが多く、この先の業績悪化でデフォルトに陥る企業が増えてくると思います。

 

最近は株価の下落が激しいこともあり、株価に関連するブログが多かったですが、どちらかというと、金融危機の引き金になるには債券の方です。

こちらも以前のブログ「金融危機への爆弾「ローン担保証券(CLO)」 で取り上げましたが、銀行や投資家は、少しでも高い利回りを得ようと、「レバレッジドローン」や「ハイイールド債」などの高リスク企業などに対する融資や債券への投資を増やしており、質の低いローンで債券を証券化した(ローン担保証券・CLO)を売買しております。

シェールオイル企業がまさにその対象となっている企業であり、業績悪化によってデフォルトを起こせば、その債券からお金を取り戻すのは難しくなります。

そのため、デフォルトする企業が増えてくるようになると、売りが売りを呼び、リーマン・ショック級の金融危機に発展する可能性があるわけです。

まさに、リーマン・ショックが、社会的信用の低い人向けにお金を貸し(サブプライムローン)、そのローンを証券化して債券として投資銀行に売り、低所得者が住宅ローンが払えなくなって、その債券が焦げ付いたという 点では同じ構図です。

 

原油価格の低迷が長引けば、破綻する企業数は増えていきます。

米国は金融政策だけでなく財政出動も行い、株価底上げや景気回復に尽力しておりますが、破綻する企業数は増えてくると、株価のさらなる下落や景気の落ち込みが加速していく可能性もあり、今後の原油価格にも注視が必要です。

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    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

      その他、海外保険、太陽光発電、サブスクリプションビジネスを運営。営業やキャリアコンサルタントの経験から相談者の考えをしっかり伺いながら、最善のアドバイスをして参ります。

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