株価が下がっても「積立投資」は継続すべき
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
「K2 College」のサーバーが復旧し、また記事を書いていくことになったのですが、わたくしの場合はブログからの問合せの方が多いためか、またこのブログに記事をUPしていくことになりました。
今回の記事では、積立投資をしている方は、基準価額が大きく下げるなどの調整が入ってもそのまま継続すべきということをお伝えしたいと思います。
以前にも同様のことはお伝えしておりますが、再度、確認いただけたら幸いです。
先日も食事をしている際に、となりの席から
「投資信託やばいよね」
「売った方が良いかな」
という声が聞こえてきました。
どんな投資信託かは不明ですが、ここしばらくは多少の上げ下げはあっても右肩上がりに上昇してきたものが、急に10%近くも下落したので、不安に感じたのではないでしょうか。
ただ、これは予期できた調整です。
このブログでも、現在の株価は実体経済とは乖離しており(金融バブル状態)、中央銀行が低金利政策や金融緩和で通貨供給量を増やしているから、また企業が自社株買いを行っているからの高値であるということを述べてきました。
その金融相場であった市場ですが、ここに来て、米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)が量的金融緩和の縮小(テーパリング)を開始し、利上げや量的引き締めにも前向きな姿勢を示していることが明らかになったため、10%程度の調整が入ったのです。
リーマンショック以降、各国の中央銀行は証券などを買い入れてバランスシートを拡大させてきましたが、2020年3月のコロナ・ショックを受けて、より強化しております。
その拡大してきたバランスシートを縮小していこうという動きが出ているわけです。
実際、中身が株式(市場の影響を受ける)のファンドで運用しており、且つ、一括投資をしているクライアントには、11月より売却して利益を確定する案内を始めており、株価の調整が入る前に利益確定ができている方もおります。
【第837回】元本確保型ファンドをUSD21,000(約230万円、+21%)で利益確定をした事例です。【東京都 会社経営者 70代後半 男性】
【第839回】元本確保型ファンドの利益確定(+29.41%、1450万円)事例です。【徳島県 開業医 60代前半 男性】
ただ、これが長期積立投資になると話は別です。
積立投資は、「毎月定額を購入する」という買い方ですので、株価が下がるタイミングは逆に仕込み時で、株価が上昇してきた際に、安く購入できた分の差益を得ることができるのです。
株価が大きく下落したタイミングで怖くなって売却してしまうのは、心情的には理解できますが、これではお金を増やすことはできません。
「安く買えてラッキー」くらいの心持ちになれると良いですね。
もちろん、定年退職などで、この先、定期的な収入がなくなる方は早めにリスクが低い資産クラスに移管すべきですし、そのまま所有していても価額が上がっていきそうもないものに投資している方も見直しをした方が良いでしょう。
運用しているファンド(投資信託)の見直しを希望される方は、こちらから気軽にお声かけください。
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