株価の先行指標「SOX指数」を参考にして、投資戦略を見直そう
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
SOX指数(フィラデルフィア半導体株価指数)が年初来で40% 近く下落しております。
SOX指数は、主に米国の主要半導体関連企業30銘柄で構成された株価指数で、景気の先行指標と言われています。
半導体はPC、スマートホン、電気機械器具や自動車など、あらゆる製品に使われており、半導体の需要がこれらの景気動向に大きく左右されることから、SOX指数が景気の先行指標とされているわけですね。
その景気の先行指標が下落しているということですから、やはりこれから景気後退に入っていくのでしょうか。
先日、半導体メーカーの米マイクロン・テクノロジーが6-8月期の売上高見通しを発表しましたが、ウォール街の予想を21%下回るうえ、前年同期比で減収となるそうです。
主な原因としてはパソコンやスマートフォン市場の低迷を挙げており、半導体の需要が減少しているとのこと。
世界的な供給不足に陥っていた半導体に減速の兆しが出てきたかも知れませんね。
なお、SOX指数はNASDAQ100指数との連動性が高いです。
SOX指数は年初来で40% 近く下落しているとお伝えしましたが、NASDAQ100指数は年初来でおよそ30%のマイナスですから、今後、さらなる下落が起こる可能性はあります。
そして、NASDAQ100指数ほどではないですが、S&P500指数もSOX指数との連動性は高いです。
以下は、SOX指数、NASDAQ100指数(NDQ)、S&P500指数(SPX)のそれぞれ年初来リターンの推移ですが、NASDAQ100指数(NDQ)、S&P500指数(SPX)ともSOX指数に連動しているのが確認できるかと思います。
SOX指数は株価の先行指標でもあると言われておりますので、今後、NASDAQ100指数(NDQ)もS&P500指数(SPX)も、SOX指数の動きに連動してくる可能性は十分あります。
前回のブログでは、これ以上、株価は下落しないと考えている投資家が基準価額の値動きがNASDAQ100の2倍程度となることを目指すファンドに投資するケースが増えているとお伝えしましたが、
インフレが沈静化して金融引き締めを緩和しても、株価が上昇するとは限りませんし、それこそリセッション入りとなれば、企業業績は悪化し、株価は下落する可能性もありますから、それこそ、このタイミングで「レバナス」へ資金を投入するのは投資ではなく投機です。
長期投資で考えている方であれば、資産の一部をオフショアファンドで運用されてはいかがでしょう。
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