契約数急増 「レバナス」で年初来のマイナスを取り返す?
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
大手ネット証券3社の投資信託積立契約件数ランキング(2022年6月)によると、「iFreeレバレッジNASDAQ100」がTOP10に浮上したとのことです。
ランキングを見てみると、米国、先進国、全世界の違いはあれ、「iFreeレバレッジNASDAQ100」以外は外国株式インデックスファンドが独占しておりますね。

外国株式インデックスファンドが独占していることは驚くことではないのですが、NASDAQ100は年初来で約30%下落しており、

ハイテク・グロース株が売られているという市況において、さらにレバレッジを掛けたものが契約件数ランキングでTOP10に来るくらい買われているというのに少し驚きました。
それだけあざとい投資家が増えていえるのですね。
確かに、一時3.5%近くまで上昇しました米国長期金利は、6月中旬以降は下落基調が続いており、5月のPCE(米個人消費支出)の伸びが市場予想を下回ったことをきっかけに、3%を割りました。

市場ではインフレよりもリセッションへの懸念が強まってきておりますが、インフレの沈静化、そして米国長期金利の安定を見越して、買っているのでしょうか。
それとも年初来でこれだけ下落しているので、これ以上は下落しないと考えているのでしょうかね。
以下はナスダック総合株式指数の6ヶ月間の騰落率の推移ですが、ご覧いただくと、大きく急落した後は急回復していることがわかるかと思います。

「iFreeレバレッジNASDAQ100」は、基準価額の値動きがNASDAQ100の2倍程度となることを目指すファンドですので、これを利用して一気に儲けることを考えておられるのではないでしょうか。
狙いどおり、うまく行くと良いですね。
ただ、反面、-20%を超えるような大きなマイナスが発生している際は、一旦は上げに反転しても、その後、再度、大きな下落となっている場面があることも忘れてはいけません。
そもそも金融引き締めの程度を緩和しても、株価が上昇するとは限りませんし、それこそリセッション入りとなれば、企業業績が悪化し、株価は下落する可能性もあります。
基準価額の値動きが2倍程度となるということは、下落すればもちろん下落幅も2倍程度となることを、再度、確認いただいた方が宜しかと思います。
仮に-30%までに落ち込んだものは、レバレッジなしの場合でも45%近くの上昇があって、やっと戻すことができます。
今のような市況において45%近くのリターンを得るには、果たしてどれくらいの時間を要するでしょうか。
また、「レバナス」でFIRE達成? のテーマでも説明しましたが、レバナスは上昇と下落を繰り返した場合、基準価額は押し下げられるようになっておりますので、再度、ご確認ください。
現在のような相場は、株式や債券のような市場の値動きとは相関関係が極めて低いオルタナティブ資産で安定的に資産を増やしておくのが宜しいのではないでしょうか。
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