フェイスブックのデジタル通貨「リブラ」をロスチャイルド家はどうするのか?
公開日:
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最終更新日:2020/02/19
お金, ファイナンシャルリテラシー, 国際金融資本
おはようございます。K2 Investmentの大崎です。
フェイスブックが来年にサービス開始を目指す、デジタル通貨「リブラ」に関する公聴会が開かれましたね。
フェイスブックは、個人情報が不正利用されるなど、個人情報保護を巡る不祥事が相次いでいるので、不信感があるのは仕方ありませんが、各国政府や金融当局が、暗号通貨「リブラ」阻止に動き始めたのは、個人情報保護やマネーロンダリング対策のためだけではないと考えております。
以前のブログにおいて、以下コメントを述べましたが、「リブラ」は、基軸通貨である米ドルや、各国の法定通貨を脅かす存在になる可能性があるからです。
それどころか、各国の中央銀行も必要なくなる可能性も秘めてます。
米ドルの代わりに基軸通貨になる可能性もあるかも知れませんね。
それこそ、短期国債を担保とした場合、日本のように自国通貨建ての国債のために財政が維持できている国にとっては、どうなるのでしょうかね。
現在、為替市場における取引高の通貨別シェアでは、米ドルが圧倒的シェアを持っており、全取引高の約40%を占めています。通貨の組み合わせでも対米ドルの取引が全体の約90%を占めております。
例えば、現在、日本との輸出規制が話題となっている韓国ですが、海外経済への依存度が高く、貿易において、ドルを調達することが難しくなる恐れもあるのですが、「リブラ」が世界中で使えるようなデジタル通貨になってくると、韓国は米ドルを調達する必要も無くなり、米ドルの存在を脅かす可能性も出てきます。
また、現在、アメリカはイランに経済制裁を課しており、イランは、国際送金の際に必要なSWIFTという国際的な金融ネットワークから外されており、世界の中の、どの銀行にも資金を送ることができないようになっておりますが、「リブラ」が世界中で使えるようなデジタル通貨になってくると、SWIFTの枠組みの外で決済が出来るようになるため、経済制裁も効かなくなってきます。
それよりも、一番気になる点は、ロスチャイルド家がそれを許すかですね。
以前のブログにおいて、銀行が融資をすることでお金(預金)を創造している(信用創造)と、お金の本質について説明しましたが、日本政府含め、どの国もこのシステム採用しています。
無からマネーを作り出すシステム。
それをさせているのが、ロスチャイルド家です。
中央銀行が有する通貨発行権。
政府が有する通貨発行権(国債)
このようなシステムを、果たしてロスチャイルドは手放すでしょうか。
銀行は融資をすることでお金(預金)を創造しており、銀行の融資残高が増えると預金残高もどんどん増えていきます。これは、国の財政でも同じことが言えます。政府は、国債(国の発行する債券)を発行して財源を調達しています。
・政府は国債を発行し、国債と引き換えに日銀から「日銀当座預金」を借ります。
・民間には「日銀当座預金」というものはありませんので、政府はモノやサービスを提供した企業に対し「政府小切手」で支払いをします。
・政府より「政府小切手」で支払いを受けた企業は、それを銀行に持ち込んで「銀行預金」として受け取ります。
・そして、その企業は従業員に対して給与を払い、従業員は「銀行預金」で受け取ります。政府が国債を発行すると、民間の預金は増えるのです。
政府の「負債」は、民間の「資産」となるのです。
それとも、「リブラ」を世界の基軸通貨にしていくかですよね。
世界はグローバル資本主義で動いてます。まさに経済のための社会です。
そして、その社会に君臨するのがロスチャイルド家です。
そう考えると、暗号通貨「リブラ」が世界中で利用され、たとえ各国が金融政策を取れなくなるとしても、グローバル資本主義にとっては、世界統一の方が都合が良いのかも知れません。
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