「二番底」に気をつけろ!日経平均株価は2〜3年かけて下落していく
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最終更新日:2020/03/27
ファイナンシャルリテラシー, 世界情勢
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
25日午前の日経平均株価は1036円高で終わり、19,000円台を付けました。
東京オリンピックが延期されることが決まったことで、開催をめぐる不透明感が払拭されたからでしょうか。
24日の日経平均株価は大幅に続伸し、前日比1204円57銭高と、一日の上昇幅としては歴代9位の大きさとなりましたが、これは、ヘッジファンドが米国株を売って、日本株を買う動きを加速させたことが要因と言われております。
昨日、知人より、今の株価は買い時かという連絡を貰いましたが、わたしは、「投資」はしておりますが「投機」はしておりませんので、以前のブログ「金融危機はやって来る。だから過去の金融危機から学んでおこう」 でも述べたように、事実だけ伝えて、自分で判断してもらうようにしました。
16,000円台からは大きく戻しておりますので、底を打った感じはするかも知れませんが、前回の金融危機では、1,000円程度の戻しを5回経験しながら、株価は約20ヶ月近く掛けて下がり続けておりましたし、
ITバブル崩壊の際は、2,000円程度の戻しを2回経験しながらも、株価の下げは3年以上続きました。
現在は、各国が国や街を封鎖するまでに至っており、グローバル経済の本質である「ヒト・モノ・カネ」の動きが止まっており、これから景気後退が進んでいく状況です。
日本銀行は、ETFの買い入れ額を現在の年間6兆円から12兆円に増やすなど、追加の金融緩和を実施していきますので、多少は買い支えることはできるかも知れませんが、株価が実体経済を伴ってない以上、限界があるかと思います。
ちなみに、ETFの買い入れ額を増やせば増やすほど、「官製相場」の悪影響はひどくなるばかりで、仮に、多くの日経平均株価の採用銘柄が値下がりしたとしても、ファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンクなどの「値がさ株」と呼ばれる株価が高い銘柄が大きく値上がりした場合は、日経平均株価は上昇します。
24日の日経平均株価は前日比1,204円57銭高と先述しましたが、指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンの3銘柄だけで、日経平均を400円超押し上げております。
「積立投資」株価が下がるタイミングは仕込み時 で述べたとおり、積立投資は別ですが、いつまた株価の大きな下落が起こるかわからない状況においては、市場変動の影響を受けにくいオルタナティブ資産に資産を振り分けて安定運用をしたり、
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