日本車の世界生産「半減」需要落ち込み避けられず
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
新型コロナウイルスで世界各地の自動車生産が止まり、マツダは国内全工場、トヨタ自動車は国内5工場を休止するようです。
日本経済新聞の推計では、日本メーカーの世界生産は2019年実績比で一時的に半減するとのこと。

トヨタの国内グループ5工場には2万人超の従業員がおりますが、トヨタは、派遣社員も含めて全ての雇用は守ると述べておりますが、とても心配しております。
わたくしは、リーマン・ショック時は東海エリアで法人への営業に従事しており、トヨタグループ含めた自動車産業のクライントが多かったのですが、各社の予算が削られて、営業が大変でした。
そして、製造現場における非正規雇用者(契約社員や派遣社員、パート、アルバイト)を対象とした「派遣切り」や「雇い止め」が、かなり大規模に行われて、職を失う方がとても多かったです。
東海エリアは日系ブラジル人の労働者も多く、かなりの数の労働者が職や住まいを失い、彼らが住んでいるエリアからは、ごそっと人がいなくなったこともありました。
もちろん、この時は東海エリアだけの話ではなく、2008年の暮れには、「年越し派遣村」が話題になったのを覚えている方も多いかと思います。
リーマン・ショックで、仕事だけでなく住まいまで失った非正規雇用者が多く集まり、炊き出しなどを受けておりました。
このブログでもお伝えしてきておりますが、今回の危機は、リーマン・ショックのそれとは異なり、各国が国や街を封鎖するまでに至っており、グローバル経済の本質である「ヒト・モノ・カネ」の動きが止まり始めております。
人々は先行き不透明で消費をして「カネ」を遣おうとはしませんし、各国の中央銀行は異次元の金融緩和を実施しておりますが、消費者が使える「カネ」が増えないことには需要は増えません。
グローバルサプライチェーンが止まってしまっておりますので、「モノ」の供給ができず、完成品が造れません。
そして、「モノ」を製造する「ヒト」が働けない状態ですので、そもそも「モノ」が製造できず、供給もできません。
需要と供給が止まってしまい、経済の流れも止まり始めております。
現在の脅威がどこまで拡がるのか、いつ落ち着くのかが見えないため、裾野が広い自動車産業全体への影響が心配です。
自動車は3万点以上の部品から構成されていると言われており、自動車メーカーを頂点とするピラミッドとなっており、その下には、多くの会社や従業員が存在します。
愛知県でいえば、「トヨタ村」と揶揄されるほど、トヨタの影響は極めて大きいですし、自動車産業全体でいえば、約550万人とわが国の全就業人口の約8%を占め、影響は大きいです。

先述のとおり、トヨタは全ての雇用は守るとのことですが、完成車メーカーは取引先の経営が行き詰まり、部品が調達できなくなれば、製品は造れないことになりますので、ピラミッドが崩壊していかないか、心配しております。
わたくしは、ファイナンシャルアドバイザーとして、労働市場を硬直化させてきた「終身雇用」「年功序列」といった雇用システムはすでに崩壊しているので、自分の市場価値を高めておくだけでなく、その市場が急変した時に食べていけるよう、スキルや経験を積んでおく大切さをこのブログでも伝えてきましたが、
キャリアに対しても、この機会に改めて「備える」ことを意識されると宜しいかと思います。
新型コロナウィルスや東京オリンピックの影響でほとんど取り上げられませんが、来月より「同一労働同一賃金」が施行され、正社員の給与が減っていく可能性もあります。
正社員の雇用もこの先どうなるかわかりませんが、何事も最悪を想定して備えておきましょう。

何もなければ、それはそれで幸せではないですか(^^)
何かしら得るものがあったら、↓のロゴをクリックしてね。
個別相談予約
(東京、大阪、福岡、名古屋、香港、ハワイなど)
各都市でそれぞれ投資、保険、節税の弊社アドバイザーが個別相談承ります。
各担当者の面談空き状況を随時更新していますので、場所、日時、アドバイザーを選択してご予約ください。
関連記事
-
-
「元本確保型プラン」で、S&P 500 インデックスの運用リスクを回避する
こんにちは。K2 College大崎です。 先日開催されたジャクソンホールでの年次シンポジウム
-
-
外出自粛は、これからの仕事を考え直す良い機会です。
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 前回のブログでは、広告代理店で仕事をして
-
-
アセットアロケーションやポートフォリオを見直すタイミングです。
こんにちは。K2 College大崎です。 ロイターに以下の記事が掲載されておりました。
-
-
バンクシー展で「監視社会」の到来を再確認
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 週末にバンクシー展に行ってきました。緊急
-
-
英政府、民間銀行からお金を借り入れる
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 英政府が、イングランド銀行(中央銀行)か
-
-
高年収捨ててでも転職する決め手は
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。先日の日経電子版に、以下タイトルの記事が掲載され
-
-
アメリカが覇権国家であり続けられる要因
こんばんは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 前回のブログでは、米ドルでないと石油を買
-
-
<ウクライナ情勢>アメリカが儲かるようになっている
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 ロイターによると、ロシア国営の天然ガス企
-
-
「株式の死」 こういう歴史があったということを踏まえた上で、投資判断をするのはとても重要
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 6月の米消費者物価指数(CPI)は前年同




