「VIX指数」40越えると異常事態 でも本日は82.7
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オフショアファンド, ファイナンシャルリテラシー, 世界情勢
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
昨日の米株式相場は、また大きく下げていましたね。
先日のブログ「株急落、ブラックマンデー以来の大幅安」 では、ダウ平均株価が2,352ドル値下がりし、過去最大の下げ幅を記録したとお伝えしたばかりですが、昨日は2,997ドルも急落し、これまた過去最大の下げ幅を更新しております。
欧米では新型コロナウィルスの感染者が急増し、EUが欧州全体を封鎖するなど、ウィルスの感染拡大を封じ込める措置が相次いでおり、各国で飲食店などは休業し、スペインでは外出禁止となっております。
グローバルサプライチェーンが機能しなくなっていることは、以前のブログでも述べてきましたが、いよいよ世界的に個人消費にも影響が波及し、世界経済への打撃も大きくなっていきます。
前回のブログでも、今回の危機はリーマンショックのそれとは異なり、リーマンショックの時は、実体経済は問題なく機能していたと述べましたが、今回の危機は、各国が国や街を封鎖するまでに至っており、グローバル経済の本質である「ヒト・モノ・カネ」の動きが止まり始めております。
こうなって来ると、投資家は、より不安になるのではないでしょうか。
投資家心理については、先日のブログ「恐怖指数(VIX指数) 金融危機や災害時に急上昇」において、恐怖指数(VIX指数) について説明しましたが、そのVIX指数は、さらに上昇しており、リーマン・ショック時に付けた08年の記録を上回りました。
VIX指数は、通常は10から20ぐらいの間で推移しているのですが、30を越えると警戒感が高まっていると考えられ、40を越えると異常事態と考えられております。
その点、本日のVIX指数は82.7という数値を付けており、異常事態と考えられる40の「2倍」となる数値に到達しております。
VIX指数が40を越えると異常事態と先述しましたが、VIX指数が40を越えているのは、1990年以降、数えるほどしかありません。
1998年:ロシア通貨危機
2001年:アメリカ同時多発テロ
2002年:ワールドコム破綻
2008年:金融危機(リーマンショック)
2011年:米国債格下げ
過去のブログを読んでいただければわかりますが、昨年8月くらいから株高に対して警笛を鳴らしてきましたし、
株式や債券のような市場の変動に影響を受けやすい資産とは相関関係が極めて低いオルタナティブ資産へ投資することを述べてきました。
知人も米国株や米国株ETFで数千万円を運用しておりますが、アドバイスに従い、この1月に高値のうちに利益確定をして、(減らすことなく)かなりの利益を上げております。
早めに動かれた方は、大切な資産を溶かすこともなく何よりです。
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