金融危機はいつ来てもおかしくない
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最終更新日:2019/10/02
お金, ファイナンシャルリテラシー, 世界情勢
こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。
今朝のロイターの記事「米レポ金利の高止まり続く」が目に止まりましたので、本日は、「レポ金利」について書いてみたいと思います。

「レポ金利」は、金融機関同士が国債などを担保に短期資金を貸し借りする際の金利のことで、レポ市場は、米短期金融市場の中核的取引のひとつとなっています。
期間は翌日となることが多く、次の日に借入金と金利を支払って、担保を買い戻すのが一般的です。
また、米短期金融市場では、「フェデラルファンド(FF)金利」という、金融機関同士が「無担保」で翌日物の資金を貸し借りする際の金利があり、米連邦準備制度理事会(FRB)が誘導目標を設定する政策金利です。今年の7月に、10年7カ月ぶりに、FF金利の誘導目標レンジを2.00~2.25%に引き下げることを決定しました。
通常であれば、レポ金利は、国債などを担保する分、FF金利よりもに低い水準で推移するのですが、世界金融危機のように、調達できる資金が不足したり、資金の出し手にとって不安が高まったりする場合に、FF金利を大きく上回ります。
そんなレポ金利ですが、今月16日の米短期金融市場において、翌日物レポ金利が上昇し、一時10%を付けました。FF金利の誘導目標レンジは2.00~2.25%ですので、異常なまでの上昇です。
FRBは、17日に約750億ドルの資金を注入して鎮静化を図りましたが、これはリーマン・ショックがあった2008年以来の大規模介入です。
以下の資金決済が重なったことが、資金需給をひっ迫させる要因でレポ金利の上昇につながったと考えられておりますが、FRBが資金供給を開始した(資金供給を10月10日まで毎日続ける)ことを受けて下げに転じました。
・米企業が四半期の連邦税を支払う納税期限であった。
・米財務省が780億ドル相当の国債入札の決済があった。
レポ金利が下げに転じ落ち着きを取り戻せば良いのかも知れませんが、レポ金利の高止まりが続くならば、FRBは10月10日以後もレポ市場へ資金供給を続けざるを得ないのではないでしょうか。
これにより、ますますお金がジャブジャブの状態になりますので、株式市場の価格上昇はしばらく続くかも知れませんが、過熱すればするほど、その反動で暴落幅も大きくなるでしょう。
そのきっかけは、アメリカなのか分かりませんが、中国、ドイツ、日本などの状況を考えますと、いつ金融危機に発展してもおかしくない状況であり、架空のお金で膨らんでいる現在の資本主義経済がどうなるのか心配です。
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