自分が働く代わりに、お金に働いてもらいましょう。
公開日:
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最終更新日:2019/06/15
お金, ファイナンシャルリテラシー, 働き方
こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。
今日は大変な天気でしたね。
ちょうど通勤時間に重なった方も多いと思いますが、大丈夫でしたでしょうか。
わたくしは、登山用のレインウェア(ズボン)を身につけましたので、ほとんど濡れることなく移動できました。
今日は、天気と同様、これからの社会にも自分ではコントロールできないことが生じてきますが、自分でも対策できることがあるという内容をお伝えしたいと思います。
以前のブログにおいて、キャリアコンサルタントとして、相談者に以下のことを伝えてきたと述べました。
・常に自分の市場価値を高めておく必要がある。
・自分が属する市場が急変した時にでも食べていけるよう、スキルや経験を積んでおく
・自分を労働資本として投下できなくなったことを想定し、金融資本(資産)に働いてもらったり、自分以外の人的資本に働いてもらう仕組みを作っていく。
これは、終身雇用は崩壊しているだけでなく、時代はますます不確実性が高まっており、会社もいつ潰れるかわからないから、会社頼みにはせず自己責任でしっかり備えるべきだと、わたくし自身が考えているからです。大企業であっても図体が大きい分、小回りが効かずに破綻することもあり得ます。
ちなみに、イギリスのEU離脱や、AI、IoT、仮想通貨、ブロックチェーン、Uber、Airbnb、シェアリングエコノミーの出現など、想像できましたでしょうか?
また、男子中学生が将来なりたい職業の第3位は「YouTuber」など、考えられましたでしょうか?
生まれた子供が大学卒業時に就く職業の65%は、今は存在していないとも言われています。
今までの人生といえば、生まれてからの約20年が教育、その後の約40年が仕事、そして定年後の約20年が老後生活を送る方が多かったですが、これからは、生まれてから約20年を教育、(年金受給開始年齢を65歳と考えると)その後45年くらいを仕事に費やし、残り約16年を老後(男性の平均寿命81.09歳/2017年簡易生命表)として生活すると想像している方が多いのではないでしょうか。
人生100年時代と聞くようになりましたが、現在は、10年ごとに2~3歳ペースで平均寿命が延びていることを考えると、現在40歳の方の平均寿命は93歳くらいまで延びてくると考えられます(医療技術の向上を考慮し、10年ごとに3歳ペースで計算)。
そう考えると、年金受給開始年齢を65歳で考えると、定年後は約28年もあることになります。
アーリーリタイアをして残りの人生をゆっくり過ごされる方もいれば、自ら望んで65歳以降も働かれる方もいるでしょう。しかしながら、生活を維持していくために65歳以降も働かなければならない家庭が増えてくると思います。
65歳以降でどのような仕事があり、どれくらいの賃金が見込めるのでしょうかね。
また、この4月から「改正高年齢者雇用安定法」が施行され、企業は希望する従業員を全て「65歳まで雇用」しなければならなくなりました。多くの企業では再雇用制度(1年毎更新)を導入しておりますが、その賃金は定年時の5~7割が主流と言われていますので、公的年金受給までの間、金銭面で苦労する方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、雇用延長の原資はどうしているかというと、賃金が高く、人数も多い40~50代の人件費を削り、60代に充てようとしているようですね。
もう職が確保される(終身雇用)時代ではないですし、賃金も年齢が上がれば上昇していく(年功序列)時代でもないです。社会保障費の拡大で可処分所得(給与の手取り分)は減り続けておりますし、寿命も延び、退職後に必要となるお金は増えていきます。
65歳までなんとか雇用してもらおうと考えている方が多いと思いますが、今後の社会はより不透明さが増します。
どうなるかわからないのであれば、思考停止になって何も対策をしないのではなく、最悪を想定し備えておくべきだと思います。
自分の市場価値を高めて給与アップを狙うのもひとつですし、自分が属する市場が縮小していきそうな時でも食べていけるよう、「副業・兼業」を始めてみるのも宜しいかと思います。
個人的には、再雇用されても1年毎更新がほとんどで、いつまで働けるかわかりませんし、賃金は定年時の5~7割になってしまうので、今のうちから副業・兼業をうまく利用し、将来の働きがいや収入を増やしていく準備をするのは良いことではないかと考えております。
また本業においても、副業・兼業で身に付けたスキルやノウハウが生かせますし、それが収入にも反映してこれば、申し分ないでしょう。ちなみに、逆もまた然りです。
ただ、もっともお薦めしたいのは、金融資本(お金)に働いてもらったり、自分以外の人的資本に働いてもらう仕組みを作っていくことです。
それは、自分がケガや病気などして働けなくなった際も、自分の代わりに働いて、お金を運んできてくれるからです。
しかしながら、現在はなかなか優秀な人材を採用することが難しいことを考えると、金融資本(お金)に働いてもらうことが一番かと思います。
これは、自分が働いている時も、寝ている時も、食事をしている時も、遊んでいる時も、自分の代わりにお金を稼いでくれるのです。
具体的な方法に関しては、たくさんありますので、また追々、述べていきますね。
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