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「劣後債」ってどうなの?

こんにちは。投資アドバイザーの大崎です。

先日、直接相談からお問合わせ頂いた方で、永久劣後債で利子を貰いながら資産運用をしていきたいとう考えをお持ちの方がいらっしゃいました。

また、先般、Youtubeで投資事例を紹介したクライアントさんからも、相談の中で「劣後債」に関するものがありましたので、今回は劣後債について取り上げたいと思います。

各国政府や企業、地方自治体などは、「債券」を発行することによって、必要な資金調達することがあります。政府が発行する債券が「国債」であり、企業が発行する債券を「社債」と言いますが、もちろん、すべての債券には発行体が「デフォルト」するリスク、すなわち発行体が借り入れた資金の元利金の支払いがなされなくなるリスクがあります。

その企業が発行する「社債」も、特徴ごとにいくつか種類が分かれております。

下図をご覧頂きたいのですが、「劣後債」は、発行体がデフォルト(倒産)した際、元利金の支払い順位が「普通社債」よりも低い「債券」のことです。

この図で説明すると、法的弁済順位が普通社債よりも低いということですね。永久劣後債で言えば、劣後債よりもさらに順位が低いということになります。

発行体がデフォルト(倒産)した場合、残っている資産の分配において、普通社債から順番に弁済されていくので、優先債務の全てが弁済されるまで、当該債券に対する分配は行われず、法的弁済順位が低くなればなるほど、利金が受け取れないリスクが高くなるということですね。

その反面、受け取ることができる利回りが、普通社債よりも高く設定されているわけです。
ちなみに、発行体の信用状況によっては、利払いが停止されるリスクもあります。

なお、楽天証券で「劣後債」を販売しておりましたので、見てみましょう。

年利率4.60%(税引前)となっておりますので、これだけ見ると、日本においては、なかなか高い数字に見えるかも知れませんが、中身も見てみましょう。

先ほどの年利率4.60%(税引前)以外に、参考利回り(税引前)2.62%という数字も見ることができます。

 

利率」というのは、債券の額面金額に対して毎年受け取ることができる利子の割合のことで、表面利率ともいいます。

利回り」は、実際に投資した金額に対して、利子も含めてどれくらい収益を得ることができるのか(年単位)という割合のことですので、投資家としてみるべきは、こちらですね。

 

となると、この劣後債は、利回り(税引前)2.62%の投資商品となるのですが、ただ、実際に自分の手元に入ってくるのは(税引後)の金額となります。

利子を受け取る場合は、「利子所得」として、収入金額の20.315%(所得税が15.315%、地方税が5%)が源泉徴収されますので、利回り(税引後)は約2%となりますでしょうか。

 

ちなみに、永久劣後債についてのお問合わせ頂いた方に対しては、以下のようにお答えしました(一部抜粋)。

永久劣後債のことですね。選択肢としては有りだと思います。

ただ、上述の高配当ETFと同じように、税引き後の利回りはそれほど残らないで、ある程度の資産が貯まってからにされた方が宜しいのではないでしょうか。

永久劣後債を検討されているので、売却は考えていないかと思いますが、もしお金が必要になり売却を考えた際も、市場が小さいため、流動性が低く、なかなか売却できなかったり、希望する値段で売れないこともありますので、注意が必要です。

なお、劣後債は金融機関が発行体となっているものが多いです。
現在の金融機関への投資は、様々なリスクがありますので、そちらも気にして頂いた方が宜しいかと思います。

金融危機への爆弾「ローン担保証券(CLO)」
https://adv01.k2-investment.com/archives/2543

この方の場合は、まだ40代半ばの方でしたので、毎回、利子を受け取るたびに税金を引かれていては資産効率が悪いので、

利子所得だけで生活するようになるまでは、ひとまず非課税となる場所で、複利運用して、元本を大きくすることをアドバイスしました。

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    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

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