「分配金」や「配当金」が出る商品の資産効率は?
公開日:
:
お金, ファイナンシャルリテラシー
こんばんは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
投資のサポートやライフプランの相談依頼が増えて、充実した日々を過ごしております。やはり人の役に立つというのは、気持ち良いですね。
その分、ブログ更新が滞っており、多少の焦りもありますが・・・・(苦笑)
相談を受けておりますと、一定数の方から、「分配金」や「配当金」を得ることができるファンドはないかと尋ねられます。
やはりインカムゲインは魅力なのでしょうね。
私も太陽光発電や会員制ビジネスで毎月インカムゲインを得ておりますので、その気持ちはよく理解できます。
株式や債券からの「配当金」や、ETFや投資信託からの「分配金」などがありますが、資産効率から考えると、良くないのですよね。
銘柄によって異なりますが、平均的な利回りは2%程度でしょうか。しかも、ここから税金が取られますので、実質的な利回りはもっと下がってしまいます。
毎回、毎回、税金を引かれてから手元に入ってくるので、資産を殖やすのに、効率が良くないのですよ。
これをオフショア(=タックスヘイブン)のような税金が掛からない環境で、「複利」で運用していけば、その年に得たリターンに対して税金も取られることなく、元本にリターンが乗っかって次の年の運用に回すことができるので、年数に比例して指数関数的にお金が殖えていき、毎回、配当金や分配金を受け取っている運用に対し、大きな差となって現れてきます。
なお、「配当金」や「分配金」を投資家に出す理由があるわけです。
これが株式であれば、高い配当金を出す企業は成熟した企業が多く、この先の成長があまり見込めないために、高い配当金を出すことによって株を買ってもらおうとします。また、高い配当金を出すということは、その分、株価は下がっているということです。
投資信託の分配金であれば、少し前に「毎月分配金」問題が顕在化しましたが、分配金は利益から分配されるのではなく、資産から切り崩して支払がされるケースがほとんどでしたので、投資信託の基準価格がどんどん下がっていき、気付いたら、投資した金額が半分以下になっていたという投資家も多いです。
高い金利を得ることができるからと、トルコリラや南アフリカランドで運用する商品を金融機関に買わされて、投資金額を溶かしてしまって相談される方も多いですね。
「分配金」や「配当金」を得ることができれば嬉しいですが、今すぐ必要な方は、定年退職されて労働収入が無い方など、限られた方だと思います。
そのため、わたくしが案内しているのは、まずは、上述したオフショア(=タックスヘイブン)のようなお金が殖える環境で、しかも日本に比べ高いリターンを得ることができる金融商品で運用し、ある程度の資産規模にまで殖やしていくのです。
「配当金」や「分配金」が出る金融商品に投資するのであれば、そこから移すようにした方が、ずっと早くお金を殖やすことができますし、「配当金」や「分配金」から得る金額自体も殖やすことができ、資産効率が高いです。
もちろん、より資産効率が高い方法は、「配当金」や「分配金」が出る利回りの低い金融商品に移すことなく、運用益から必要な金額だけを一部解約することです。
いずれにせよ、まずは、コップ一杯に水を貯め、そこから溢れ出る水を飲むようにする仕組みをつくれば、コップの水は減ることなく、ずっと飲み続けることが出来ますから、これから我々が直面していく、長生きリスクには無縁ですよね。
ご相談は、こちらからお気軽にどうそ。
共感頂ける方は↓のロゴをクリックしてね。
オフショアファンド入門書を無料進呈します
日本では投資できない海外の優秀なヘッジファンド、オルタナティブの種類と投資の仕方をまとめています。
関連記事
-
Tax Free!オフショア資産管理口座
おはようございます。投資アドバイザーの大崎です。 先日のブログにおいて、わたくしはPPB(プラ
-
4~6月は残業をしない方が良い?
こんにちは。 K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 前回のメールで、会社員の
-
『インデックス型海外終身保険』はアクサ生命「ユニット・リンク」に比べて、これだけ保険料が安い
こんにちは。K2 College大崎です。 先般の記事では、アクサ生命 変額保険「ユニット・リ
-
「VIX指数」40越えると異常事態 でも本日は82.7
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 昨日の米株式相場は、また大きく下げていま
-
「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」2年ちょっとで約2.5倍の資産増
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 前回のブログにおいて、政府が進める「ムー
-
失業率上昇とともにリセッション(景気後退)へ
こんにちは。K2 College大崎です。 米労働省が6月2日に発表した米国の5月雇用統計では
-
どこまでも続く?日銀のETF購入
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 先日のロイターに以下の記事が掲載されてお
-
「新築ワンルームマンション投資」将来の年金代わりになるの?
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 ここ2回のブログで、新築ワンルームマンシ
-
S&P500 VS ダウ平均 VS ナスダック100
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 米国を代表する株式指数の「S&P
-
老後資金は生命保険からの「融資」で用意する(リバースモーゲージ)
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 老後資金を考える際、一般的には資産を運用
- PREV
- 新型コロナウイルスは、開発中の生物化学兵器が漏れた!?
- NEXT
- 日本株が下がらない異常事態