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米国大型成長株式に米国ハイ・イールド債券を足す

公開日: : 債券, 分散投資, 海外投資

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。

「米国ハイ・イールド債券」に関しておもしろいデータを見つけたので、取り上げたいと思います。

なお、ご存知かと思いますが、ハイ・イールド債とは、格付会社などで信用格付がBB以下の評価をされている債券で、信用度が低い分、格付の高い債券より金利が高く設定されている債券です。

 

ポートフォリオを米国大型成長株式に集中している方も少なくないと思いますが、米国株式のリスク(標準偏差)は20%前後あります。

「リスク」と「リターン」の相関関係とは

 

そのため、リスクを減らすために米国ハイ・イールド債券をポートフォリオに組み込みましょうというものです。

米国ハイ・イールド債券の割合を増やせば増やすほどポートフォリオ全体のリスクは低下しますが、その分、リターンも低くなりますから、ご自身のリスク許容度が大切になってくるわけですね。

 

下図は、米国大型成長株式100%のポートフォリオに、米国ハイ・イールド債券を10%ずつ足していくときの、ポートフォリオの「情報レシオ」の変化を示しているのですが、米国ハイ・イールド債券を増やせば増やすほど、ポートフォリオの情報レシオが高まっていくことがわかります。

ちなみに情報レシオ(インフォメーション・レシオ)とは、そのファンドのベンチマークに対する超過リターンを、その標準偏差で除したもので、値が大きいほど、低いリスクで高いリターンを上げたことを示します。1以上が例外的に良い、0.75が極めて良い、0.5が良いと評価されています。

 

米国ハイ・イールド債券よりも米国債の方が情報レシオが高くなるので、米国債をポートフォリオに組み込んだ方が良いのではないかとも思いますが、そうではないようです。

下図は「米国大型成長株式と米国ハイ・イールド債券のポートフォリオ」と「米国大型成長株式と米国債のポートフォリオ」をリスク/リターンで比べたものですが、

同じリスクで見ると、米国債よりも米国ハイ・イールド債券をポートフォリオに入れるほうリターンが高かったことがわかります。

「米国大型成長株式と米国ハイ・イールド債券のポートフォリオの方が運用効率は高い」ということですね。

 

なお、FRB(米連邦準備制度理事会)は、3月15日、16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を予想通り0.25%上げることを決定しましたが、FRBのパウエル議長は21日、次回5月のFOMCで政策金利を0.5%引き上げると示唆するなど、数日前より積極的なトーンで、インフレ抑制に向けた姿勢を示しました。

今後、金利の変動性が高まる可能性を考えると、米国債よりも米国ハイ・イールド債券のほうが金利感応度が低いため、米国大型成長株式と合わせて米国ハイ・イールド債券をポートフォリオに組み込んでおいた方が良いかも知れませんね。

 

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    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

      その他、海外保険、太陽光発電、サブスクリプションビジネスを運営。営業やキャリアコンサルタントの経験から相談者の考えをしっかり伺いながら、最善のアドバイスをして参ります。

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