「預金封鎖への布石」マイナンバーカードによる一元管理
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
今月、「マイナポイント」の第2弾の受付が開始したばかりですが、
マイナンバーカードをまだ取得していない人に向けた「QRコード付き交付申請書」の再送付を7月26日から開始しました。
そして、本日からは、携帯ショップでの申請サポートが始まります。
また、厚生労働省は、来年4月からは健康保険証を原則廃止して、健康保険証とマイナンバーカードを紐づけた「マイナ保険証」を義務づけると発表しております。
政府は、何がなんでもすべての国民にマイナンバーカードを持たせたいようですね。
2022年度末までに、全国民がカードを取得する目標を掲げており、必死です。
マイナンバーと預貯金口座を紐づける「預貯金付番制度」が開始され、すでに預貯金とマイナンバーを紐づけて管理することになっており、社会保障における所得・資産の把握や、税務執行の実現が可能となっております。
まだ提出義務はありませんが、「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」附則 (平成二七年九月九日法律第六五号)12条4項には、以下の文言が掲載されておりますので、今後、マイナンバーの提出義務が課される可能性もありますので、注意が必要です。
番号利用法の施行の状況について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて、国民の理解を得つつ、所要の措置を講ずるものとする。
預貯金とマイナンバーの紐づけの理由のひとつに、給付金などをスピーディーに受け取るために「公金受取口座」を登録するというものがあります。
それであればひとつの口座だけで良いですよね。
でも恐らく、それを第1段階、全口座との紐付けを第2段階として進めてくるでしょう。
急ピッチでマイナンバーカードによる一元管理が進められておりますが、「預金封鎖」の布石でしょうか。
1997年に当時の大蔵省で「預金封鎖」の検討が行われた旨の記事が、2002年12月号の文藝春秋に掲載されているようですが、随分前から預金封鎖について検討されているのですね。
ただ、預貯金とマイナンバーの紐づけが義務化されると、所有している資産に課税できますから、預金封鎖のようなことをしなくても良いですね。
いや、タンス預金を炙り出す必要がありますから、必要か。
やはり新札発行のタイミングがベストですね。
ちなみに、1946年に「預金封鎖」や「新円切り替え」をしたのはインフレを抑えるためと言われておりますが、当時、大蔵大臣だった渋沢敬三氏は「財産税徴収の必要から来た」と証言をしております。
現在、日本にはおよそ282万3,500人の在留外国人(令和3年6月末)がおりますが、外国人の資産を巻き込んでしまうと国際問題になってしまいますから、そうならないよう識別するために、預貯金とマイナンバーの紐づけは必要ですね。
「預金封鎖や財産税などはない」と信じたいですが、確率ほぼゼロでも備えをしておいた方が賢明です。
何もなければ、それはそれで良いもんね。
海外積立では、海外に資産を保有することができます。
外貨預金や外国株式への投資をしている方でも、日本の証券会社や金融機関を利用していては、リスク分散になっていませんよ。
以下から海外積立入門書(マニュアル)を無料ダウンロードできますので、まずはお読みください。
海外積立入門書を無料進呈します
日本のiDeCo、NISA、401kよりも確実に増やせる海外の積立の始め方をまとめています。
関連記事
-
資産はなるべく米ドルを軸にして所有しましょう
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。 前回のブログにおいて、国際金融資本がアメリ
-
海外積立投資(変額プラン)で退職金を準備されるケース
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 以前のブログで、「将来の老後資金を準備す
-
『新しい海外積立(80%保証プラン)』と『海外積立(元本確保型プラン)』ではどちらが良いか
こんにちは。K2 College大崎です。 弊社で「新しい海外積立(80%保証プラン)」の紹介
-
「遠くの戦争は買い」米国は買い
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 下図は2021年12月30日を起点とした
-
『海外積立(元本確保型プラン)』or『海外積立(3.5%金利保証プラン)』教育資金の準備にはどちらが適しているか。
こんにちは。K2 College大崎です。 今回は、教育資金の準備には『海外積立(元本確保型プ
-
元本の95%を名門投資銀行が保証してくれるファンドで運用しよう
おはようございます。投資アドバイザーの大崎です。 前回のブログでは、金融危機はいつ来てもおかし
-
FAAMG(GAFAM)だけでS&P500時価総額の20%を占めている
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 以前のブログ「コロナ禍でも強いNASDA
-
Metis(メティス)の積立投資商品「インテリジェンス」は投資してはいけない
こんにちは。K2 College大崎です。 今回は「Metis(メティス)の積立投資商
-
CRS(共通報告基準)の報告対象国に入っていない
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。 前回のブログで、別の保険会社のプランで海外
-
人生100年時代に最適「新海外個人年金」
こんにちは。K2 College大崎です。 ブログでは紹介済ですが、改めて「保障」と「貯蓄」両