円安には「外貨建て」でヘッジすべし
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ファイナンシャルリテラシー, 海外投資, 長期投資
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
13日の外国為替市場において、円相場は1ドル=126円台まで値下がりし、およそ20年ぶりの円安水準となりました。

日銀の黒田総裁は
「日本銀行としては現在の強力な金融緩和を粘り強く続ける」
と金融緩和策を続ける姿勢を示しましたので、今後も日米の金利差の拡大から円を売ってドルを買う動きが続くでしょう。
円安で潤うのは輸出や海外投資からの還元を受けるグローバル企業にとってだけですし、消費者は物やサービスの価格上昇で大変ですよね。
4月に入ってからも値上げラッシュが続いておりますが、今後も加速していくと思われます。電気やガスもそうですし、ウクライナ情勢に伴う小麦の値上げは10月からですから、その後、パンや麺類、菓子などに反映されてくるでしょう。
日本の場合は長引くデフレ体質で、企業がコスト上昇分を商品価格に反映できていないですが、企業が価格を据え置いたり、商品の中身を減らしたりして調整するのも限界がありますから、いずれ消費者物価に反映してくるでしょう。
個人的にはこのタイミングで企業もしっかり商品価格に反映し売上を上げ、従業員の給与を上げて、給与が上がった従業員(消費者)が消費して、それがまた企業の売上に繋がるというサイクルを生み出して欲しいですが、デフレ体質が染み込んだ日本の消費者が値上げを受け入れるのは難しいでしょうね。
円建てでしか現金や資産を保有していない方にとっては円安に伴う物価高は厳しいでしょうが、外貨建てで運用している投資家にとっては差益もかなり出ておりますので、それほど気にすることではないですね。
弊社に問合せいただく投資家の中でも、「円安が進んでいるから様子見したい」という方は少なからずいます。
その気持ちは理解できますし、この先、円高が進むということがわかっていればそうすべきかも知れません。しかしながら、円高/円安のどちらに進むかなんて政府高官などのインフルエンサーの発言ひとつで変わりますし、わかりませんよね。
ただ、現状においては、利上げや金融引き締めをしていく米国に対して低金利のまま金融緩和を続ける日本ですから、今後も円安基調は続くと考えた方が良いでしょう。
複数の通貨に対しての円の価値を計る「実質実効為替レート」は右肩下がりに下がっており、50年ぶりの円安が進行しておりますし、主要通貨に対して売られ続けております。

また、仮定として1年間で10円の円高が進んだとして、その時点で1,000万円をUSDに両替する場合、
1USD=125円のタイミングであればUSD80,000
1USD=115円のタイミングであれば約USD86,965になり、約USD7,000の差益が得られることができますが、
1USD=125円のタイミングでUSD80,000を年率10%のリターンで運用すればUSD8,000の運用益が得られ、早く運用していた方が得することがわかるかと思います。
そもそも円高になったと想定して試算しましたが、為替に変動がなかったり円安が進んだりすれば、「様子見」していたことの機会損失はさらに大きくなります。
しかもこれは短期間の話であり、これを長期運用で考えると、運用しなかった1年間が将来的には大きな機会損失を招いていることになります。
こちらのブログで事例を上げて示しておりますので、ご参照ください。
ちなみに弊社のクライアントは円安が進んでいるから様子見などとは言いません。
それは複利効果の効用を経験して理解しているためです。
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