ECB利上げ開始 円安は2023年4月まで止まらないかも
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
ECB(欧州中央銀行)は、9日、量的緩和を7月に終了するとともに、利上げを開始する方針を示しました。

これでマイナス金利政策を導入しているのは、先進国の中では日本とスイスだけです。
ただ、スイスも5月の消費者物価指数(CPI)が前年比2.9%上昇と高い伸びを示しており、中央銀行の目標である0-2%を上回っているので、このままいけば利上げを開始する可能性はあります。
そうなると、日銀だけがマイナス金利政策ということになるので、「強力な金融緩和を粘り強く続ける」黒田総裁の在任中(2023年4月まで)は、円安は止まらないかも知れませんね。
お金を銀行に預けたら金利の分だけ利子がもらえますが、現在のようなマイナス金利政策では、預貯金をしていて利子はほとんど付きません。
だからこそ、このブログでもより金利が高く、お金が増える環境でお金を働いてもらった方が良いと提言してきましたが、定期預金の残高が16年ぶりの低水準にまで減少が続いているようですね。

定期預金から投資信託などの利回りが期待できる金融商品へ資金がシフトしているとのことですが、良いことです。
物価上昇が進む中、定期預金にしていては大切な資金が目減りしてしまいますから。
もちろん下手な投資信託へ投資しても資産を減らしてしまったら本末転倒ですので、内容はしっかり吟味する必要はありますけどね。
それにしても、2016年1月に導入された「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」も6年半になりますか。
金利があるから、力のない企業が淘汰されて新陳代謝が進んでいくのですが、このままでは日本の経済はダメですね。
世界銀行は、6月7日に世界経済見通しを発表しましたが、2022年の日本の成長率見通しは+1.7%となりました。2023年には+1.3%、2024年には+0.6%と低下していく見込みです。
世界の成長率見通しの+2.9%(2022年)、+3.0%(2023年)、+3.0%(2024年)と比べて、日本の低下する成長率見通しでは差が開く一方です。
定期預金から利回りが期待できる金融商品へシフトしていることは良いことですが、お金を増やすなら成長率見通しが高いものへ投資するのがセオリーです。
この先の日本リスクを考えると、ご自身の労働収入含めて日本(円)に資産を集中している方は、資産の一部は海外に逃しておいた方が良いでしよう。
なお、海外の投資家はほとんど日本の長期国債を保有しておりません。
最初にリセットするならば、日本は都合が良いですね。
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