企業物価10%上昇「値上げが止まらない」
公開日:
:
ファイナンシャルリテラシー, 海外投資, 長期投資
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
4月の企業物価指数(CGPI)速報によると、国内企業物価指数は前年同月比でプラス10%となり、上げ幅は比較可能な1981年以降で最大となっているようです。
ウクライナ情勢による商品の上昇や円安などが押し上げ要因となっておりますが、まだしばらくは上がりそうです。
ウクライナ情勢の影響が小麦価格に反映されるのは10月からですし、農産物を効率的に生産するために使う肥料も上がってますから、それらの肥料を使う農作物も上がってきます。
これは「企業物価」のことだからと安易に考えていてはいけません。
確かに日本は長年のデフレに慣れてしまっており、消費者は値段にとてもシビアですので顧客離れを恐れて企業もなかなか値上げができないでおりました。
値段を据え置いて中身の量を減らしたり、コストの低いもので代替えしたりと企業努力で凌いで来ましたが、さすがにここまで原材料費などが高くなってくると企業努力では対応できないため、商品に転嫁せざるを得なくなってきます。
4月からは値上げラッシュが続いておりますが、「消費者物価」と「企業物価」にはまだまだ大きな乖離があるので、今度も各企業は「企業物価」の上昇分を商品に転嫁(値上げ)してくるのではないでしょうか。
およそ3年前に「自由に使えるお金は「物価上昇」によって、さらに減少していく」のテーマで下記と述べておりましたが、
現在、日本の食料自給率は約38%、エネルギー自給率で言えば約8%と、それぞれ62%と92%を海外からの輸入に頼っております。輸入額で見ても、2018年輸入総額は82,703,304,395千円と、毎年、増加の一途を辿っています。
何かのタイミングで円安が進むと、輸入品の価格が上がり、我々が購入するモノの値段が上がるのも想像できるかと思います。
まさにそのとおりになってきております。
インフレーションとはモノやサービスの価値(物価)が一定期間上昇することと考えられておりますが、お金の価値が下がることです。
これについても2年前に「あなたの「日本円」価値が下がってますよ」 のテーマでお伝えしておりますが、「円の価値」の低下は進んでおり、今まさに「円の独歩安」となっております。
何もしなけば貧しくなるばかりですので、すぐにできることから始められる方が宜しいかと思います。
インフレヘッジできる資産を持つ
円安に対応するため円以外でも資産を持つ
海外投資入門書を無料進呈します
海外のファンド、海外口座、海外積立と国内の違いをまとめています。
関連記事
-
「ワンルームマンション投資」ってどうなの? 収支をシュミレーションしてみた
こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 将来の年金に対する不安から
-
中国、個人資産が軍の管理化に! 日本も預金封鎖(財産税)で資産没収か!?
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 中国広東省の広州市と深セン市において、緊
-
相続税対策においしい投資商品!?
おはようございます。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 以前のブログで、固
-
「バリュー平均法」と「ドル・コスト平均法」ではどちらが良い
こんにちは。K2 College大崎です。 本日は「バリュー平均法」について述べたいと思います
-
日本と海外の運用における2つの違い
おはようございます。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 前回のブログでは、
-
「リレー投資」をして、より資産効率の高い運用をしていこう
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 ここ何回かのブログでは、株式から
-
リターンだけで選んではダメ!「シャープレシオ」にも目を向けよう
こんにちは。K2 College大崎です。 先般の記事「リターン」だけでなく、「リスク」を理解
-
「返済期間は短く」は正しいか?
こんにちは。ファイナンシャル・アドバイザーの大崎です。 前回のブログで、住宅ローンの繰り上げ返
-
使えるお金が減らないように、利回り2%以上で運用しよう
こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 前回のブログにおいて、平成
-
積立したお金を「全額経費」にできて、そこから「借入れ」もできる?
こんにちはK2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 前回のブログにおいて、サラリ
- PREV
- ワクチン接種で死亡者激増!?
- NEXT
- 「目的」を達成するため「目標」に応じた投資をしよう