ファンド(銘柄)分散やファンド(銘柄)選びの重要性
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
弊社では、海外積立投資をしている方に対して、年初に「推奨ポートフォリオ」を案内しております。
なお、弊社では一任勘定は受けておりません。
ご自身で好きなファンドを選んで運用しても良いですし、推奨ポートフォリオを利用して運用していただいても良いです。
自分の投資ですから、ライフプランに応じて柔軟に選択して欲しいです。
その年初に案内している推奨ポートフォリオですが、
今年も検証してみます。
こちらが2022年1月に設定したポートフォリオですが、黄色で色付けしてあるファンドは、2021年の推奨ポートフォリオにも組み込んであったものです。
昨年は半分が新しいファンドでしたが、今年はほとんど入れ替えしてますね。
そして、最新の数値(7月27日時点)での成績はこちら。
ほとんどのファンドで年初来でマイナス運用となってますね。
ただ、ポートフォリオ全体で見てください。
ポートフォリオ全体の年初来リターンを計算してみると、−9.679%。
エネルギー(+30.16%)や資源(+3.39%)を始め、様々なファンドに分散してあることでマイナス幅も1桁に収まっております。
S&P500インデックスで運用しているケースはどうでしょう。
S&P500の年初来リターンは−15.10%。
こちらは7月28日の数字ですから、同じ7月27日(4,023.61)で比べると、もう少しマイナス幅が拡がります。
推奨ポートフォリオで運用していた場合、S&P500インデックスで運用していた場合と比べて、5%以上もリターンが高いです。
今回、この記事を書いたのは弊社の自慢がしたいわけではなく、ファンド(銘柄)分散やファンド(銘柄)選びの重要性を再認識して欲しいからです。
S&P500インデックスも500社で構成されておりますので、分散にはなっております。
ただ、S&P500インデックスだけで運用していた場合、ファンド分散やファンド選びをしている場合に比べてリターンは劣っているということを確認いただいて、今後の運用の参考にしていただけたら幸いです。
ほったらかしも良いですが、経済情勢に応じてポートフォリオを変更した方が、リターンが高くなる場合も多いですよ。
ファンド分散やファンド選びのご相談は、こちらからどうぞ。
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