そろそろ始めませんか?「棚卸し」
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お金, ファイナンシャルリテラシー
おはようございます。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。
突然ですが、わたくしは、以前はキャリアアドバイザーをしておりましたが、相談者との面談において、自分の「棚卸し」をして頂いておりました。
・将来の夢や目標は何か。
・今の自分に何ができるのか。同一ポジションにおいてどれくらいの価値があるのか。
・今のスキルや経験は、今後も需要があるのか。何かに置き換わることはないのか。
・夢や目標とのギャップはどれだけあるのか。
・そのギャップを埋めるためにどうするのか。
良い機会ですので、ぜひみなさんも、一度、考えてみてくださいね。
キャリアについての話もブログで記載していきたいと考えておりますが、今回は、お金についての「棚卸し」について話をしたいと思います。
以前のブログでも、将来、受け取れる年金見込額は試算された方が良いと案内してきましたが、それは、みなさんが見えない不安に対し、心配されているからです。
見えないから不安になるのであって、おおよその数字がわかれば、あとはどうやって解決していくかを考えて、行動していくだけですよね。
老後2,000万円不足問題についても同じです。
確かに、65歳近くになって、公的年金が月額10万円くらいしかなく、また資産も100万円しかないといった状況では出来ることは限られてしまいますが、まだまだ時間がある方は、これからできる対策はあります。
だからこそ、できるだけ早く、対策をした方が良いのです。
65歳以降に受け取れる「年金見込額」が確認できたら、今度は、将来の生活費を見ていきましょう。ひとまず現在の生活費をベースに考えていただけば大丈夫です。
子供の養育費などは必要なくなっている家庭がほとんどでしょうから、その部分は差し引いてくださいね。
なお、いきなりきっちりやろうとすると断念してしまうので、ざっくりで良いですよ(笑)
ここで大切なのは、細かな数字を出すことが目的ではなくて、おおよそこれくらいの生活費が掛かりそうとイメージを掴むことが大切なんです。
以前のブログでも述べておりましたね。
イメージしやすいように、年金バージョンを簡単に作ってみましたが、参考になりますでしょうか。
ちなみに、総務省統計局のデータ(1世帯当たり1か月間の収入と支出)から、「二人以上の世帯」「うち無職世帯」で2019年5月分を確認すると、支出総額は294,530円でした。
まさに上図のイメージ通りですね。
65歳以降に受け取れる「年金見込額」が確認できたら、収入の当てはめて計算してくださいね。
ちなみに、65歳以降の必要生活費を95歳まで生きることを想定して計算してみます。95歳の根拠は、現在60歳の方4分の1の方が、95歳まで生きるようになっているからです。
294,530円✕12ヶ月✕30年=106,030,800円
さすがに、ガソリン代や保険料などはどこかで見直すと思いますが、同じ生活を続けたとすると、およそ1億円が必要ということになりますね。
せっかくですので、受給できる年金も、月額20万円として計算してみましょう。
200,000円✕12ヶ月✕30年=72,000,000円
こう見ると、結構受給できると思いませんか?
それでも、およそ3,400万円くらい足りなくなってしまいました。やはり95歳まで生きることを想定して計算すると、不足金額も増えてしまいますね。
みなさんは、これを見てどう思いましたか。
いつもお伝えしておりますが、ここで思考停止してはダメですよ。
①まずは、65歳時点で受け取れる「年金見込額」を確認する。
②そして、65歳以降の生活費を棚卸しして、把握しておく。
足りない場合は、どうやってその金額を補っていくのかを考えて、行動していくだけですよね。
なお、老後に心豊かな生活を送るための「ライフプランニングセミナー」を開催することになりました。
今ある資金や収入で、どのように行動していけば良いかを、具体的にお話しますので、ぜひ参加ください。
「ライフプランニングセミナー」
日時:7/27(土)14:00~15:30
場所:東京都内
料金:1000円
※弊社ゴールド会員無料
※弊社パートナー無料
セミナー特典1:シルバー会員(1000円/月)1ヶ月無料体験
※過去のセミナー動画などすべてご覧いただけます。
※翌月から会員自動継続、ご不要の場合は1ヶ月以内にご連絡ください。
セミナー特典2:無料個別相談1時間(通常3000円)
参加希望の際はこちらからご連絡ください。
(お問合せ内容に「ライフプランニングセミナー参加希望」とご入力ください。)
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(東京、大阪、福岡、名古屋、香港、ハワイなど)
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