「セクターローテーション」で投資対象を切り替える
公開日:
:
ファイナンシャルリテラシー
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
先日のブログ「コロナ禍でも強いNASDAQ100」において、景気循環とセクターの関係を参考にして投資していくスタイルも、より慎重な見極めが必要となってきているとの見解を述べましたが、今回のブログでは、「景気循環とセクター」について述べたいと思います。
まず、セクターについてですが、SMBC日興証券のHP上では、以下のように説明されております。
セクターとは、主に株式相場や株式市場を分析する際、便宜上区分するグループのことです。セクターは業種や発行株数、株価といったグループだけでなく、技術や開発といったテーマごとに分ける場合もあります。
ファンドマネージャーやアナリストは、セクターごとに業績の比較を行ったり、セクター内での株価の割高・割安を比較するなどして、投資の判断材料を探します。
米国株においては、以下、11種類のセクターで分かれています。
-
ハイテク(情報技術)
-
コミュニケーションサービス(通信)
-
ヘルスケア
-
生活必需品
-
一般消費財
-
資本財
-
エネルギー
-
金融
-
公益
-
素材
-
不動産
投資の判断をするために、景気やそれぞれのセクターに対する影響を参考にするのですが、景気は循環しており、以下のような周期を繰り返していますね。
リセッション(不況期)→回復初期→中期(拡張期)→後期(後退期)→
また、11種類のセクターを、それぞれが好調になる景気で分類すると、概ね以下の傾向があると言われておりますので、投資判断の参考にしてください。
リセッション(不況期):生活必需品、ヘルスケア、公益、
コミュニケーションサービス
回復初期:一般消費財、素材、資本財、不動産
中期(拡張期):ハイテク、金融
後期(後退期):エネルギー
ちなみに、現在は、恐慌も囁かれている景気ですので、リセッション(不況期)に当たると思いますが、セクターでみますと生活必需品、ヘルスケア、公益、コミュニケーションサービスですね。
JPモルガンが出している先週の週間レポートを見てみると、該当するセクターの生活必需品、ヘルスケア、コミュニケーションサービスは好調と言えます。
※エネルギーが上昇しているのは、コロナショックで下落していた原油価格の持ち直しが要因ですね。
なお、このように景気の循環に合わせて、その時々で有望と考えるセクターに投資対象を切り替えていく投資戦略をセクターローテーションと言います。
投資判断をするための参考にはなりますが、以前のブログでも説明しました通り、アマゾンのように「一般消費財」のセクターに分類されていても、その利益は、AWS(アマゾンウェブサービス)が利益の7割を出している企業なども出てきておりますし、
「ハイテク」といったセクターは、通常は、中期(拡張期)に好調になるセクターなのですが、成長期待が高く、現在のようなリセッション(不況期)においても伸びているようなことも生じており、歴史から学ぶことは大切ですが、決して鵜呑みにせず、しっかり自分で見極めるようにしてくださいね。
何かしら得るものがあったら、↓のロゴをクリックしてね。
オフショアファンド入門書を無料進呈します
日本では投資できない海外の優秀なヘッジファンド、オルタナティブの種類と投資の仕方をまとめています。
関連記事
-
-
「海外積立投資」某ファンド2020年リターン+113.32%
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 今回は、2018年から海外積立投資を始め
-
-
社会保険料の従業員負担率は15.265%まで上昇している
こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 本日の日本経済新聞の記事に
-
-
大切なのは、株価下落後の回復局面において市場に残ること
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 先日、「インフレ高進 確定利率プランで
-
-
海外積立投資(15年140%元本確保型プラン)で賢く資産運用
こんにちは。投資アドバイザーの大崎です。 以前のブログで、教育資金を準備する選択肢として海外積
-
-
サンクコスト効果に惑わされるな
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 現在、飲食店経営者に対してアドバイスをし
-
-
「運用」に対して時間をかけるべきであり、「決断」に時間をかけるべきではない
こんにちは。K2 College大崎です。 松井証券が、全国の25歳(Z世代)、35歳(ミレニ
-
-
みんな知らない「投資におけるリスクの考え方」
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 相談者より、以下内容のお問合せを
-
-
エクシア合同会社(エクシア)その活動の全てを終える
こんにちは。K2 College大崎です。 今回は「エクシア合同会社(エクシア)その活動の全て
-
-
年金は破綻しませんよ
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。 6月3日に金融庁が発表した「資産形成・管理
-
-
アセット・アローケーション(資産配分)は大切ですよ
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。 以前のブログで「卵は一つのカゴに盛るな」と