リスク(標準偏差)は抑えて安定運用を目指しましょう
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最終更新日:2019/09/08
オフショアファンド, お金, ファイナンシャルリテラシー, 投資信託, 海外投資
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
ここ何回かのブログにおいて、投資における「リスク(標準偏差)」と「シャープレシオ(効率係数)」という用語の説明と、必ずしもリターンがすべてではないという話をしましたね。
中には、リスクが高くてもリターンは高い方が良いという人もいますので、個人の価値観は尊重しますが、わたくしは、日々、なるべく心穏やかな生活をしたいので、年率リターンは8〜10%を目指しながらも、リスクは5%以内に抑えるポートフォリオを組んでおります。
以前のブログを参考にして、このポートフォリオを組んでいる場合のシュミレーションを確認すると、平均リターンは12.00%/年、リスク(標準偏差)は3.07%/年ですから、 12.00%±3.07%、つまり8.93%~15.07 %の範囲に約68%の確率で収まるというわけですね。
なお、ポートフォリオご覧いただくと、平均22.24%のリターンを上げながら標準偏差(リスク)は2.30%というファンドもありますし、リターンは平均9.03%だけれども標準偏差(リスク)は6.01%といったファンドもありますよね。
いくつかのファンドを組み合わせた結果、ポートフォリオ全体として約68%の確率で8.93%~15.07 %/年の運用が見込めるというわけですので、自分がどれくらいのリターンが欲しくて、どれくらいのリスク(標準偏差)を許容できるかが大切です。
わたくしの場合は、なるべく心穏やかな生活をしたい(笑)ので、リスクは5%以内に抑えるポートフォリオを組んでいるわけです。
ちなみに、日本国内で販売されている投資信託の「各資産のリスク(標準偏差)と期待リターン」を48年間まとめたものは、下図の通りですから、運用成績は全く異なることがわかるかと思います。
日本国内で購入できる外国株式型の投資信託でも年率8%弱の期待リターンは得ることができますが、それでもリスク(標準偏差)は25%以上ありますから、約68%の確率で約−17%~+23 %になるということです。
なお、投資している方の多くが、日本の個別株や投資信託へ投資しているかと思います。
すでに株価は世界恐慌がおこった水準まで来ておりますし、現在の世界情勢からすると、この先、いつ株価が暴落してもおかしくないですので、
この先10年以内に定年退職を迎える方など、今後、年金以外の収入がない方は、今のうちに安全資産に資産を移すなどして備えてくださいね。
定年後に心穏やかに過ごすためのお金を殖やすために投資していたわけでしょうから、退職間際でその資産を減らすなんてことは避けるべきです。
また、退職金を使った運用の相談を、銀行や証券会社にして、くれぐれもリスクの高い商品を買わされないようにしてくださいね。
なお、ポートフォリオ分析を無料でいたします。こちら からご連絡ください。
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