機会損失は避けよ
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インカムゲイン, ファイナンシャルリテラシー, 不労所得
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
ブログ更新が、1週間空いてしまいました(苦笑)
さて、今回のブログですが、現在、「終身年金」への加入手続きをされているクライアントさんのケースを、わたくしの未熟さ含めてお話したいと思います。
このクライアントさんは、払込額がおよそUSD200,000の終身年金へ加入されるのですが、その資金のうちUSD100,000は、オフショア資産管理口座で運用してこられた分を、USD50,000は米国株式を売却されて充当されます。
なお、現在、米国株式の売却は完了し、オフショアファンドを売却したCash化を待っている状態です。
クライアントさんとの打合せ通りに進めているので問題ないのですが、お待ち頂いている間に金利が下がってしまい、毎月受け取る年金額が少し減ってしまうことになりました。
そして、米国株式を売却した時点でUSD100,000の手元資金があるわけですので、先にその分だけでも運用を始めれば、終身年金ですので、オフショアファンドのCash化を待っている1〜2ヶ月分だけでも多く年金を受取ることができるわけです。
ちなみに今回のケースで言えば、1ヶ月あたり5万円強の金額となります。
また、この方にはふたりのお子さんがおられますので、ご本人に万一が生じた際、この終身年金は、年度末時点での残存価値分を引き継ぐことができます。
わたくしは、営業経験も長いのですが、ただクライアントの要望にお応えするだけでなく、クライアントのためになる提案をしてきました。そして、その経験がキャリアコンサルタントや、ファイナンシャルアドバイザーとしての仕事に活きているわけです。
また、日頃からクライアントさんへ、お金を殖やしたいのであれば「機会損失は避けるように」アドバイスをしているのですが、今回の件で、わたくし自身、まだまだその意識が足りてないことを実感しました。
なお、今回のケースで言えば、ふたりのお子さんがいるのは知っておりますので、クライアントに万一のことが生じた場合、2つに契約を分ければ、1つずつ受け取ることができますので、最初からその提案ができなかった自分を悔いております。
現在は、上述した旨をクライアントにお伝えし、まずはUSD100,000分を加入し、その分から先に年金を受取ることで手続きを進めております。
今回のブログで皆さんに参考にしていただきたいのは、ここで取り上げた通り、機会損失を避けていくだけで、その分、お金は増えていくということです。
特に、ある程度の纏まった資金の運用を考えているケースや、運用利率が高い内容で運用されるケースの場合は、その差が顕著です。
この先どうなるかわからない為替を心配して、なかなか一歩が踏み出せない方も多いですが、早く市場にお金を投じた方が、為替差損以上のリターンを生むことがほとんどです。
ぜひ参考にしてください。
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