「株式の死」 こういう歴史があったということを踏まえた上で、投資判断をするのはとても重要
公開日:
:
ファイナンシャルリテラシー, 世界情勢, 代替投資
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
6月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で9.1%の伸び率でしたね。
原油価格は下がってきておりますので、この先、物価上昇は落ち着いてくることも考えられますが、製品への価格転嫁を考慮すると、まだピークアウトしない可能性もあります。
以前のブログで「株式の死」について取り上げましたが、
その「株式の死」と言われている期間の「米消費者物価指数」を確認してみると、前年同月比で10%を超えるような物価上昇になっておりました。
現在、インフレ高進を抑制しようとFRB(米国連邦準備制度理事会)は、FOMC(連邦公開市場委員会)で政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を引き上げておりますが、
当時(1970年〜80年代前半 )も大きな利上げをしています。
そのような利上げを続け、その間、世界株式はどうだったかというと、図表2(赤文字で表示)の通り、ほとんど上昇しておりません。
S&P500指数の推移を調べてみても同様に停滞しており、株価は上昇しておりません。1972年12月につけた高値を更新したのは1980年7月ですから、高値更新まで約7年半も時間を要しています。
もちろんこのような歴史があったから、現代にも「株式の死」が到来するとは限りません。
しかしながら、こういう事実があったということを踏まえた上で、現在の情勢と照らし合わせて投資判断をするのはとても重要だと思います。
運用できる期間が長くある方は、そのままS&P500指数で運用するのもひとつでしょう。
ただ、運用する期間があまりない方は、「株式の死」のように長い期間、株式が上昇しないようなことにならないように祈るのではなく、安定的にリターンが得られるもので運用する選択肢も検討すべきだと思います。
ご自身の状況に適した投資判断をしてください。
相談を希望される方は、こちらから「代替投資 相談希望」とお問合せください。

証券会社、銀行で運用している株、債券、投資信託(ファンド)、仕組債、変額年金保険のお悩みはこちら『資産運用相談ホームページ』にて解決できます。あなたの保有中のポートフォリオをお気軽にご相談ください(すべて無料)。
関連記事
-
-
WHOが「パンデミック」を認めない理由 やはり「国際金融資本」
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長
-
-
英政府、民間銀行からお金を借り入れる
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 英政府が、イングランド銀行(中央銀行)か
-
-
それでもやはり、公的年金がベースです。
おはようございます。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 みなさんは、もう、
-
-
ドル覇権の崩壊は始まっている
こんにちは。K2 College大崎です。 ブログでは世界を支配する国際金融資本についてや米ド
-
-
「口座維持手数料」導入か!?
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 昨日は、FRB(米連邦準備理事会
-
-
ロシアVS西側諸国のウクライナ代理戦争
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 ロイターの記事によると、米軍がウクライナ
-
-
同じ会社で従業員+個人事業主として働き、お金を増やす方法
こんばんは。K2 Investmentの大崎です。 7月も月末ですね。もう今月の給与は出ました
-
-
自分で調べるから損をしない。
おはようございます。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 前回のブログにおい
-
-
「つみたてNISA」非課税20年
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 以前のブログでは、NISA(少額投資非課
-
-
原油価格崩壊がヤバイ①
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 中東とアフリカを中心とする産油国