「国民年金」は、実はお得な金融商品
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お金, ファイナンシャルリテラシー, 保険
こんにちは。K2 Investmentの大崎です。
「どうせ、将来、年金はもらえないから、払うだけ損だ」という話を目や耳にすることがありますが、本当にそうでしょうか。
少なくとも「国民年金」については、払わなくて損をしていると思います。
まず、復習ですが、国民年金は、「3階建て」と言われる年金制度のうち、1階部分でしたね。家でいうところの土台=基礎部分であるため、「老齢基礎年金」とも呼ばれていました。
そして、日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人に加入義務があり、サラリーマンの場合は、2階部分の厚生年金と合わせて、会社が毎月、源泉徴収しています。
それ以外の方は、自分で納めてますよね。
(※厚生年金に加入しているサラリーマンに扶養されている専業主婦については、年収が106万円未満の場合、年金保険料の負担はありません)
ちなみに、平成31年度(平成31年4月~平成32年3月まで)の国民年金の保険料は、月額16,410円を納めることになっております。
国民年金は、受け取れる年金額は加入期間で決まるのですが、仮に20歳から60歳になるまでの40年間、全期間保険料を納めた方は、65歳から満額の「老齢基礎年金」が支給され、その金額は780,100円/年となります。月額65,008円ですよね。
月額16,410円を納めていれば、将来、月額65,008円を受け取ることができるのです。
約4倍となって返ってきますね。
なお、月額16,410円を40年間納めた場合、その金額は、7,876,800円。
65歳から780,100円/年を受給できるわけですから、約10年後に元が取れることになります。
公的年金は死ぬまで受給できる保険ですので、75歳以降、長生きすればするほど、得することになりますね。
現在60歳の方の、2人に1人が90歳まで生きると言われていますので、仮にそこまで生きるとすると、
780,100円/年✕15年=11,701,500円得することになります。
これだけでも、国民年金は納めた方が良いことが分かりますよね。
ちなみに、国民年金ですが、その2分の1は税金から支払われています。
国民年金を払っていない方も、所得税や消費税などの税金は払っているわけですから、徴収されるものだけ徴収されて、自分はその恩恵は受けていないということになりますよね。
そう考えると、国民年金に関して言えば、「払うだけ損だ」ではなく、きちんと納めた方が良くないですか?
以上、今後のライフプランの参考になれば幸いです。
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