K2 College

タワーマンションに住むことの代償(修繕積立金編)

公開日: : 不動産関連

こんにちは。ライフプラン・アドバイザーの大崎です。

このブログでも、武蔵小杉駅のタワーマンションにおける浸水について記載しましたが、今回は、シリーズ第3弾として、タワーマンションに住むことで生じる代償について述べたいと思います。

まずは、話題となっている武蔵小杉駅のタワーマンションについてですが、武蔵小杉駅周辺の中古マンションの売り物件を調べてみたら、なんと249件もヒットしました。

20階以上のタワーマンションに絞っても92件がヒットします。

住みたい街ランキングの上位に入るなど、人気の街となっている武蔵小杉ですが、浸水の影響のためか、売りたい人が増えているようです。

逆流した下水で糞尿混じりとなっては、無理もないですね。

憧れのタワマン暮らしが・・・(続編)

テレビの報道では、マンションのロビーや外の敷地内にテントのような簡易トイレを設置し、そこで用を足すよう案内されているマンションもありましたが、今まで自分たちを「勝ち組」と考えてきた人たちにとっては、屈辱でしょうね。

少し前であれば、購入金額よりも高く売れることもあったと思いますが、今後しばらくは売却価格は下がり、資産価値も下がっていくのではないでしょうか。

 

憧れる人も多いタワーマンションでの暮らしですが、これから様々な問題が出てくるでしょう。

その一つとして考えられるのが、修繕積立費の上昇です。

 

タワーマンション以外のマンションも同じですが、デベロッパーは、修繕積立費を安く設定して販売します。

本来であれば、長期間での修繕をシュミレーションし、逆算して販売時の修繕積立金を設定すべきですが、販売時に高い修繕積立金を提示してしまうとマンションが売れなくなってしまうため、あえて安い金額で提示するわけです。

デベロッパーにとって、修繕積立金が不足することになろうが、関係ないですからね。

通常、長期修繕計画では、修繕積立金は建築年数が経過するごとに上昇していきます。建物が古くなればなるほど老朽化は進み、エレベーターを交換したり、維持管理する箇所も増えるなど、維持費は増えていきます。

建築後、10~15年目に実施する第1回目の大規模修繕工事の費用は賄うことはできても、それ以降の大規模修工事の費用は、足りなくなる可能性も出てくるでしょう。

もっと言えば、所有者がそのマンションを売却しようとした際、修繕積立金の不足金額が大きくて、なかなか売れないという話もよく聞きます。

 

タワーマンションの場合は、その修繕積立金が他のマンションとは違い、かなり高額になっていく点です。

タワーマンションが大量供給されるようになったのは2000年代になってからですので、これから問題が顕在化していくと思われます。

(次回に続く)

 

なるほどと思った方は、ポチっと↓のボタンを押してくださいね。


サラリーマン投資家ランキング

オフショアファンド入門書を無料進呈します

日本では投資できない海外の優秀なヘッジファンド、オルタナティブの種類と投資の仕方をまとめています。

関連記事

合法的な節税がまたひとつ塞がれる(消費税還付)

以前のブログで、合法的に節税をしながらお金を増やす方法が、またひとつ塞がれると、海外住宅投資の節税に

記事を読む

オーストラリア不動産投資の魅力

オーストラリア統計局は2022年12月31日時点の総人口を2,626万8,400人と発表しました。

記事を読む

「新築ワンルームマンション投資」将来の年金代わりになるの?

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 ここ2回のブログで、新築ワンルームマンシ

記事を読む

オーストラリアでの不動産投資は、オーナーに有利です

こんにちは。K2 Investment 投資アドバイザー大崎です。 オーストラリアから不動産会

記事を読む

新築ワンルームマンションは、ローン返済が終わっても資産にならない!?

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 前回のブログでは、新築ワンルームマンショ

記事を読む

インフレ・利上げは ポートフォリオに「米国リート」を組み込む

こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。 米国の個人消費の物価動向を示す指標である

記事を読む

「オルタナティブ資産」への投資を加速

こんにちは。 投資アドバイザーの大崎です。 産経新聞のサイトに、生命保険各社の「運用」に

記事を読む

一年の計、生活設計の見直しを

おはようございます。生活設計士の大崎です。 皆さんは、素敵な年末年始をお過ごしになられましたで

記事を読む

「返済期間は短く」は正しいか?

こんにちは。ファイナンシャル・アドバイザーの大崎です。 前回のブログで、住宅ローンの繰り上げ返

記事を読む

実家が迷惑施設化「7戸に1戸空き家」日本の大問題

こんにちは、K2 College大崎です。 先日発売の週刊東洋経済では「実家のしまい方」につい

記事を読む

  • リアルタイム無料コンサルティング受付中お申込みはこちら

  • オフショア投資無料メルマガ

    『最新投資情報』と 『オフショア 投資情報』を具体的なファンド名を 用いて公開中。

      メールアドレスを入力後『登録』を押してください。

    • 名前

      ファイナンシャルアドバイザー
      大崎 真嗣

      <出身>

      愛知県名古屋市

      <経歴>

      愛知大学経済学部卒業
      大手旅行会社で10年間、その後、企業の人材育成を支援する会社で約6年間、法人営業として経験を積む。
      直近約5年半はキャリアコンサルタントとして、転職希望者の相談や企業の採用に一役を担う。

      その傍らで、自らの投資経験を踏まえたファイナンシャルアドバイスを開始。
      ファイナンシャルプランナー2級も取得。

      自分でしっかり考える投資家をサポートするという経営方針に共感し、自らもかねてから顧客であったK2 Investmentに参画。

      <趣味>
      投資、ビジネス、旅行、読書

      <自己紹介>
      15年以上、投資や事業に取り組んできており、自分の想定寿命やライフプランから逆算して必要となるポートフォリオを組んでいる。

      株式投資を始めたが、ライブドアショックで大損。その後、独学で学び、まだ一般的でなかったインデックス投信や海外ETFなどに分散しながら資産を構築。

      また、自分の労働含めた資本が日本に集中していることに気付き、海外へ分散していくことを決意。数年前からK2 Investment経由でいくかの海外ファンドに投資している。

      その他、海外保険、太陽光発電、サブスクリプションビジネスを運営。営業やキャリアコンサルタントの経験から相談者の考えをしっかり伺いながら、最善のアドバイスをして参ります。

    • k2-holdings.jpg
      k2-investment.jpg
      k2-assurance.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      k2-partners.jpg
      goldmember_banner.jpg
      生命保険相談バナー
    • まだデータがありません。

    PAGE TOP ↑