みんな知らない「投資におけるリスクの考え方」
公開日:
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オフショアファンド, ファイナンシャルリテラシー
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
相談者より、以下内容のお問合せをいただきました。
リターン 18%
リスク 8%というのは、10%のリターンが見込めるということでしょうか?
過去の実績では、リスクがリターンを越える年は何年位あることになるのでしょうか。
違いますね。
お問合せいただく方のほとんどと言っても良いくらい多くの方が、投資におけるリスクについて理解しておりません。
誰も教えてくれないことですので仕方ありませんが、投資をする以上、大切なことですので、この機会にぜひ覚えてくださいね。
投資における「リスク」とは、値動きの「ブレ幅」のことであり、「ボラティリティ」や「標準偏差」とも言われます。
下のグラフは、資産の「値動き」を表しており、ブレ幅が大きいほどリスク大ということを示しています。
具体的に上述した問合せをいただいたケース
年平均リターン18%
年平均リスク8%
で説明すると、年平均リターン18%に対して、約68%(1標準偏差)の確率で上下に8%ブレることがあり、その8%が「リスク」ということです。
要は、年平均リターンは18%ですが、約68%の確率で26%〜10%のリターンに収まるということです。
リスクについての考え方は、以前のブログでも取り上げておりますし、図解しておりますので、こちらでもご確認ください。
リスクについて理解できていないと、検討している投資商品を他と比較できないため、正確なジャッジができません。
例えば、国内株式で運用する投資信託の場合、過去48年間(2018年末時点)の年平均リターンは5.3%、年平均リスクは25%となっております。
同じ年平均リターンを得れるのであれば、年平均リスクは小さい方が良いわけです。
これが、弊社で紹介しているつなぎ融資に投資するオフショアファンドであれば、年平均リターンは約9%、年平均リスクは0.62%となっております。
以下に最新の運用報告書を添付しますが、ほとんど値動きがないのが観て取れるかと思います。
あなたならどちらで運用されますでしょうか?
若い方であれば、まだ労働収入を得ることができる期間も長いので、リスクを取って株式で運用していくことで良いかと思いますが、50代に入られて、この先の労働収入が見込めなくなる可能性のある方は、株式での運用割合は減らされた方が宜しいかと思います。
過去、10年に1度のペースでITバブル崩壊(2000年)、リーマンショック(2008年)といった金融危機があり、多くの投資家は資産を半分近くまで失っており、
回復するまで5〜7年を要しております。
定年退職間際に金融危機が発生した場合、追加投資に回せる資金はありませんので、回復するまで待つしかありません。
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