「基軸通貨」が切り替わることはあり得るか!?
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ファイナンシャルリテラシー, 世界情勢
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
昨日、同僚と対談動画を撮ることになり、同僚が「アノマリー」について、解説しました。
アノマリー(Anomaly)とは、一般的には、ある法則や理論から合理的な説明ができない現象のことを言いますが、金融においても使われる用語です。
動画においては、80年周期で重要な出来事が起こっており、東京オリンピックも開催しないのではないかという点に触れておりますので、空き時間にでもご覧ください。(ちなみに、個人的には開催しない気がしております)
また、聞いたことがある方も多いかと思いますが、金融危機に関しても、ここ最近は、ほぼ10年周期で危機が訪れております。
1987年 ブラックマンデー
1997年 アジア通貨危機
2008年 リーマンショック
2020年 ???
まさにアノマリーですが、この経験則が当てはまるとすると、2008年のリーマンショックから、今年は12年目に当たりますので、警戒しても宜しいかも知れません。
と申しますか、金融危機に対する警戒に関しては、このブログでも何度も取り上げておりますので、こちらを参考に、皆さんも自分の大切な資産をどう運用し、守っていくかを考える機会にしていただけますと幸いです。
そして、このアノマリーについて言えば、世界の基軸通貨においても当てはまります。
現在の基軸通貨は米ドル(USD)ですが、ポルトガル→スペイン→オランダ→フランス→イギリス→アメリカと、100年前後の周期で変わってきています。
ポルトガル: 1450~1530年 (80年間)
スペイン : 1530~1640年 (110年間)
オランダ : 1640~1720年 (80年間)
フランス : 1720~1815年 (95年間)
イギリス : 1815~1920年 (105年間)
アメリカ : 1921年~現在 (99年間)
以前のブログで、多額の債務があるにもかかわらず、アメリカが覇権国家でありつづけられる要因は、強大な軍事力があり、米ドルが基軸通貨であるからという旨を記載しましたが、最近は、各中央銀行がデジタル通貨導入への動きが活発化しています。
先月も、日欧やカナダなど6中銀が、国際決済銀行(BIS)とともにデジタル通貨研究に乗り出すとの報道があったばかりですよね。
アメリカの中央銀行であるFRBも、「今後5年はFRBがデジタル通貨を発行する必要はない」との考えを取っておりましたが、今月11日にパウエル議長は、「デジタル通貨の研究に精力的に取り組んでいます」と研究を進めていく方針を明らかにしました。
(次回へ続く)
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