ネット証券、口座開設が急増 投資初心者にチャンス
公開日:
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最終更新日:2020/03/28
ファイナンシャルリテラシー, 積立投資, 長期投資
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
日本経済新聞に「ネット証券、口座開設が急増 株価急落で初心者参入」との記事が掲載されておりました。
インターネット証券で新規口座を開設する個人が急増しており、初心者がこのところの株安を「投資を始める好機」と捉えてからだそうです。
良い傾向ですね(^^)
今までですと、「投資は怖い、危ない、損をするもの」と考え、特に、相場の下落局面で追加投資をしたり、ましてや証券口座を開設し、投資を始めようとする方は、ごく少数の方だと思います。
先日の日本経済新聞には、以下掲載がありましたが、最近の若者はよく勉強してますね。
投資歴1年目の大阪府の会社員、中崎紘登さん(25)は少額投資非課税制度(NISA)を利用した積み立て投資で運用している。昨春に会社に入ってから毎月2万円ずつ積み立ててきた。
運用益が順調に上がってきた矢先の今回のコロナ・ショックに対し、中崎さんは慌てる様子をみせない。「どんな時であれ、冷静に一定の額を積み立てると決めています」といたってクールだ。
東京都内の大学に通う田中挙斗さん(24)は今回の株価の下げで保有株は「塩漬け」にする一方、積み立て型少額投資非課税制度(つみたてNISA)はインデックス投信の投資を続ける。「(投信の基準価格が)下がってもそれほど気にしません」と話す。田中さんは積み立て投資は株価の値下がりの影響を和らげる効果があるのを知っている。
以前のブログ「「積立投資」は、時間を味方につけ、相場の値動きに一喜一憂一せずに投資して行くには最適な方法です。」でも述べました通り、毎月、一定の金額分を買うことにより、高値のときは少なく、安値のときは多く買うことができ、平均購入単価を低く抑えることができるドル・コスト平均法という手法を使って、長期でお金を増やしていくわけです。
積立投資においては、現在のような株価が下がるタイミングはまさに仕込み時で、淡々と積立を続けることができる方、また、新たに積立投資を始められる方が、結果として、株価が上昇してきた際に差益を得ることができ、儲けることができるのです。
「投資は怖い、危ない、損をするもの」と、投資についてきちんと勉強せずに、証券会社や銀行、郵便局お勧めの商品をそのまま購入してしまったり、老後資金を準備する目的で積立投資を始めたのに、なかなか増えないから、もしくは評価額がマイナスになっているからと途中で止めてしまい、お金を増やす機会を自ら逃しているケースがほとんどだと思います。
「投資は怖い、危ない、損をするもの」と思考停止になっている方の考えを変えることは難しいですが、いままでこのブログで述べてきた通り、これからは、給与は減っていきますし、税金は増えていきますし、そして、社会保障料の負担もますます大きくなっていきます。
「物価上昇」によって、自由に使えるお金はさらに減少していく可能性もあります。
そして、現在、報道でお知りになっているかと思いますが、FRBや日銀などの中央銀行が、今まで以上にお金を刷っており、よりお金ジャブジャブな状態です。
これはどういうことかと言うと、お金がたくさん溢れているので、その分、貨幣価値が減っているわけです。
何もしなければ、持っているお金の価値が目減りしていくということです。
昨年10月に消費税が2%増税しましたが、2%以上、収入が上がっていない方は、2%お金が目減りしているということですよ。
1,000万円を銀行預金にしているだけの方は、10年後には、その1,000万円は、実質800万円の価値しかないということです。
これからも不確実な時代が続きますので、社会の流れを読んで、備えてくださいね。
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