円安は「後退する日本」の象徴なのか
公開日:
:
ファイナンシャルリテラシー, 海外投資
おはようございます。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
ロイターに
円安は「後退する日本」の象徴なのか、浮上する不都合な真実
との記事が掲載されておりました。
今年に入ってからの為替市場において、円は先進国通貨の中で独歩安となっており、現状の実質実効レートの水準は、過去20年間の平均からは20%、過去30年間の平均からは30%も割安となっており、1973年2月の変動相場制移行直前と同レベルの円安水準となっているとのこと。
1995年以降は下げ基調が続いておりますが、最高値と比べると、およそ50%まで下がっておりますね。

以前のブログでも、複数の通貨に対して「円の価値」の価値は下がっており、それは「実質実効レート」で確認できることをお伝えしました。
実質実効レート
円の実質実効レートは対ドルのほかユーロ、英ポンドなどの主要通貨に対する相対的な値動きを、各国・地域との貿易量、物価水準の相対的な差などをもとに加重平均して求める。国際決済銀行(BIS)が2010年を100とした指数として公表しているものが使われることが多い
こちらのブログでも、日本の円安はどんどん進んでおり、日本の物価はずいぶん安く、買いやすくなっているから外国人観光客が増えていたとお伝えしましたね。
円安が進む理由のひとつに、「キャピタルフライト」があります。
日本企業は対外直接投資を急増させており、海外現地法人は大きな純利益を上げておりますが、
それを日本に還流させずに、内部留保として積み上げています。
日本に資金還流すれば「円買い」となりますので、円の実質実効レートは円高方向に進むのですが、そうしないので、円安が進んでいるということです。
企業にしてみれば、日本は人口減少が加速しているし実質賃金も下がり続けているので、この先の消費拡大は見込めず、市場を海外に求めるのは当然だと思います。
また、日本の税率は高いので、日本に資金還流せずに、海外で再投資した方が合理的ですね。
我々、消費者、投資家も、価値が下がり続けている円だけで持つよりも、資金の一部は外貨で所有、投資した方が良いのではないでしょうか。
月々100ドルからでも海外へ資産を移しておきましょう。
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