株式から他の資産クラスでの運用にシフトする
こんにちは。ファイナンシャルアドバイザーの大崎です。
前回のブログで、FRB(連邦準備制度理事会)が量的引き締めと呼ばれる資産圧縮に5月にも乗り出す旨を取り上げましたが、やはり現在の状況は1970年代と重ねて見てしまうのですよね。
一部銘柄への資金集中(GAFAM)
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高い株価・高PER
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インフレ率の上昇
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金融引き締め
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株価暴落
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株価低迷「株式の死」
株価暴落や株式の死に繋がるかはわかりませんが、ここしばらくは株式で運用しているだけではお金は増えないかも知れません。
PMI(購買担当者景気指数)は企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標のひとつですが、PMIの数値が50を上回る水準が続くと景気拡大、50を下回る状態が続く景気後退と判断されます。
2022年3月のグローバル製造業PMIを見ると、その値は53.0と18ヶ月ぶりの低水準に落ち込んでおり、低下傾向が続いております。
まだ50を下回る状態ではありませんので心配する必要はないですが、株式相場が大きく上下する環境が心配な方は、他の資産クラスでの運用にシフトするという選択肢もあります。
過去のデータを見てみると、グローバル製造業PMIが50以上だが低下傾向になりつつある現在のような環境においては、株式よりもインカム系資産の方がリターンの平均値が高かったことが確認できます。
ポートフォリオに米国REIT(リート)を組み込む選択肢については、先日のブログで取り上げましたね。
また、金利が上昇してきておりますので、これまでは保有する価値がないと見られてきた債券への投資妙味が出てきますね。
その他、この図には掲載されておりませんが、株式相場が大きく上下する環境が心配な方は、株や債券の値動きとはほとんど相関がないオフショアファンドで運用するという選択肢もあります。
運用先の参考にしてください。
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